商品コード:1378-045[DECCA] W.ヴェラー/ ショスタコーヴィチ:交響曲1番Op.10, 9番Op.70
商品コード: 1378-045
商品詳細:ヴェラーQt.のリーダーのヴァルター・ヴェラーの指揮によるショスタコーヴィチ。1971年の録音。ヴェラーはウィーンpo.のコンマスから指揮者に転進。1970年代からDECCAにラフマニノフ、プロコフィエフ、バルトーク、グリーグ等を指揮者として録音した。ヴァイオリニストとして非常に高い見識を持つ人だけに、注目したい録音。アンセルメの育てたスイス・ロマンドを、まるでアンセルメの2世のように振って、ダイナミックにオケを操る。その手腕はやはり第一級。LP時代のショスタコーヴィチ:交響曲録音はこの1枚分だけである。ヴァルター・ヴェラー(1939 - 2015)はウィーン生まれのヴァイオリンで指揮者。父親の名前もヴァルター・ヴェラー(1900 - 1982)であり本来はヴァルター・ヴェラーJr.とすべき所である。ヴェラーはヴァイオリンの神童として少年時代を過ごす。ウィーン音楽院でフランツ・サモヒルに師事し、17歳からウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏に客演奏者として加わる。1958年にウィーン国立歌劇場管弦楽団に第1ヴァイオリン奏者して入団する。1961年にはウィーン・フィルハーモニー協会の正会員となり、正式にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者となった。1964年からはコンサートマスターの席での演奏を開始し、1965年に正式に就任した(1961年に就任という文献もあるが誤りであり、1963年までの映像ではウェラーが第1ヴァイオリンの後ろの席で弾いていることが確認できる)。室内楽奏者としても知られ、1959年にヴェラー弦楽四重奏団を結成し、1971年頃まで活動した。ヨーゼフ・クリップスに指揮を師事し、1969年にウィーン国立歌劇場の指揮者として活動を開始する。1969年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を退団して、指揮者に転向する。その後デュースブルク・フィルハーモニー管弦楽団へ指揮者として転出する。1977年にイギリスに移り、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席指揮者を歴任する。代表盤にプロコフィエフの交響曲全集などがある。指揮者としては1970年AMADEO~発売されたベートーヴェン:コントルダンス集が最初で、すぐDECCAと契約し1973年に発売した当LPがDECCAでの最初の指揮者ヴァルター・ヴェラーの録音となった。ヴェラー四重奏団のスタイルをそのままオーケストラに拡大したような無駄な音がない仕上がり。ここではスイス・ロマンドo.を客演している。在りし日のアンセルメを彷彿させる精密な演奏を展開する。
W.ヴェラーの在庫一覧へ









