商品コード:1378-030[DECCA] W.ボスコフスキー/ 序曲集/シュトラウス2世:こうもり, ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち 他

[ 1378-030 ] Vienna Philharmonic, Boskovsky ‎– Overtures Of Old Vienna


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商品コード: 1378-030

作品名:Overtures Of Old Vienna/J.シュトラウス2世:オペレッタ「こうもり」~序曲, ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」~序曲 | レズニチェク:歌劇「ドンナ・ディアナ」~序曲, J.シュトラウス2世:オペレッタ「メトゥザレム王子」~序曲, ホイベルガー:オペレッタ「オペラ舞踏会」~序曲
演奏者:W.ボスコフスキー指揮ウィーンpo.
プレス国:英国, United Kingdom
レーベル:DECCA
レコード番号:SXL 6383
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【英国でのオリジナル】---大デッカ溝なしED3, グルーヴガード厚, Rights Society:BIEM, (P)1968, スタンパー/マトリクス:ZAL-8512-2G/ZAL-8513-1G(最古), 1969年頃の製造分・英DECCAプレス(最古)
ジャケット:【英国でのオリジナル】---表コートペラ, ⓅなしⒸ1969, ジャケ裏年号:なし(ステレオ最古)
トピックス:1968年ウィーンでのステレオ録音, 録音技師:James Lock , プロデューサー:Christopher Raeburn, 1969年The Decca Record Company Limited. Londonによりコピーライト登録・同年DECCA:SXL 6383(ED3)にて初リリース, モノラルはこの辺りから録音されなくなる, これより古いマトリクス入荷なし・初回分と思われる, これは英国での初年度リリース分オリジナル!, 恐らくこれが1969年ニューイヤーコンサート相当分と思われる(1969年ニューイヤーコンサートというタイトルのLPは存在せず)

商品詳細:1969年発売のウィーン物。ED3 ミゾ無し大デッカがオリジナル。C.クラウス亡き後、1955~79年までのニューイヤーコンサートを牛耳ったボスコフスキーのウィーン物とくれば、もはや何も恐れるもの無しの天下を取った状況。交代を許さなかったその理由こそが、圧倒的な彼の音楽性と、Mr.ウィーンを名乗る資質があったからに他ならない。SXLの力を借りずとも可能だったろうが、この高音質録音の効果は絶大で、モノラル好みの方でも、このシュトラウスは、SXLでなければ味わえない世界だろう。ヴィリー・ボスコフスキー( 1909 - 1991)はご存じ、オーストリア・ウィーン生まれのヴァイオリニスト、指揮者。ヴァイオリン奏法は完璧なウィーン流派であり、特にボウイング技術はウィーンのヴァイオリニストの中でも群を抜いていた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるかたわら、指揮活動も行った。ウィーンフィルのコンサートマスターから転じた指揮者は少なくないが、多くは他のオーケストラを地盤に活動しており、ボスコフスキーほど多くの録音や演奏会で古巣を振った例は他にいない。また、ヴァイオリニスト出身指揮者として両方で多数の録音を残した点でも稀有の存在である。1933年 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団入団、1949年 ヴォルフガング・シュナイダーハン のあとを受けて、第1コンサートマスター就任(1970年まで)。1955年1月1日 ニューイヤーコンサートに指揮者として初出演。1950~60年代のボスコフスキーはオーストリアでは大統領に次ぐステータスを誇っていたと言われた。特にヨーロッパ中にテレビ中継が開始された年には「一夜にしてスーパースターになった」とまで評された。ヨハン・シュトラウス2世に倣って、ヴァイオリンを弾きながら、時折弓を振りつつ指揮するやり方で、ヨハン・シュトラウス一家のワルツやポルカなどを演奏した。当時のDECCAではボスコフスキーのウィーン物は「作れば売れる」という状態だったと思われる。クレメンス・クラウスの弟子である。当時からクレメンス・クラウス、カラヤンの指揮での録音にはソロとして出演していた。このLPのタイトルは「Overtures Of Old Vienna」でウィーンpo.はボスコフスキーの時代となり、飛ぶ鳥を落とす勢いの黄金時代の録音の一つである。1960年代前半までに発売されれたシュトラウス・ファミリーのLPで「ウィーン物はボスコフスキー」という固定化が決定した。以前のクレメンス・クラウス時代を知らない世代もステレオとの同時発売が手伝って、ボスコフスキー=シュトラウス・ファミリーという図式が完成したのである。これは1969年分ニューイヤーコンサート相当分と思われる。ボスコフスキーは本来指揮者ではなく、コンマスである。大物指揮者が振った方が良いに決まっている。しかし、ものは試しとコンマスにヴァイオリンを指揮棒代わりにやらせてみたら拍手喝采の嵐となったというわけである。いとも簡単に弾き振りスタイルに騙された聴衆だが、DECCAも騙されたふりなのか、本当に騙されたのか知らないが、1980年頃までこの暫定スタイルが続いてしまった。クレメンス・クラウスの崇高な指揮からみれば子供だましに等しいが、売れたのだから良しとしたのである。重ねて書くがボスコフスキーはヴァイオリニストである。

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