商品コード:1378-004n[Hungaroton] P.チャバ(vn) Z.コチシュ(pf) / バッハ:VnとCembのためのソナタ1~6番BWV.1014~1019
商品コード: 1378-004n
商品詳細:1981年のステレオ録音。ルーマニア出身のヴァイオリニストと、ハンガリー若手のホープによる共演。特別古楽器を使用していないようだが、その澄み切ったVnの音色はシュマールと同格に美しく、控え目なヴィブラートと装飾音を使い、内なる情熱を燃やしバッハに迫る。長い間注目されてこなかった演奏だが、2つ目、3つ目のバッハとして手元に置きたくなる。この時代には珍しいピアノ伴奏だが、一瞬グールドかと疑ってしまうような秀演を聴かせてくれる。ペテル・チャバ(1952-)はルーマニア・クルージュ生まれヴァイオリニスト、指揮者である。両親はハンガリー人。チャバは、ブカレストのC.ポルンベスク音楽院で学んだ。彼の教授の中には、ヴァイオリンのピーター・ズルカとジョージ・マノリュー、作曲と指揮のエデ・テレニがいた。ジェノバのニコロ・パガニーニコンクールなど、いくつかの国内外のコンクールで入賞した彼は、ラジオ、テレビ、国際レコード会社でのレコーディングを含むヨーロッパとアジアでの集中ツアーを行い、国際的なキャリアを成功させた。1983年からフランスに移住し、1996 年にリヨンの CNSMD でオーケストラ クラスを引き受けた。彼はサン=ジャン・ド・リュズ(フランス)のモーリス・ラヴェル・アカデミーのディレクターを務め、2001年からはサンタンデール(スペイン)のエンクエントロ・デ・ムジカ・イ・アカデミアの芸術監督を務め、若い音楽家たちに出会い、演奏する素晴らしい機会を提供している。世界的に有名なアーティストとともに60回以上のコンサートに出演。1993~2000 年までスウェーデン室内オーケストラMusica Vitaeの芸術監督および常任指揮者を務めた。フィンランドの室内オーケストラ Virtuosi di Kuhmo の芸術監督を務めた。1995~2010年までブザンソン交響楽団の音楽監督を務めている。Virtuosi di Kuhmo で録音されたシベリウスの作品を収録した彼の CD は、アメリカの公共ラジオによって 1995 年のアメリカのベスト クラシック レコードに選ばれた。彼のショスタコーヴィチの室内交響曲の録音は、音楽評論家によってこの曲の史上最高の一つとみなされている。ペテル・チャバは、2012 年 9 月からブダペスト MÁV 交響楽団 (ハンガリー) の芸術監督兼首席指揮者に就任。またスウェーデンのアリエプローグで開催されるラップランド祝祭祭の芸術監督を務めている。ペテル・チャバのVn演奏が聴けるLPはElectrecord/Hungarotonの東欧レーベルだけと思われる。これは1981年頃の録音だが、ソロは極めて澄んだ美しい音で表現も素晴らしい。これらは彼の最初期録音で、主にCD期が活躍時代となった。控え目ながら厳か且つデリカシーを持ったソロは1980年代録音ではあり得ないほどの高い芸術性を示している。モノラル・ファンにも十分に愉しめ、感動していただける第一級の高い芸術性を持った演奏である。
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