商品コード:1379-062[Le Kiosque d'Orphée] L.デュモン(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ26番Op.81「告別」, ラフマニノフ:前奏曲集Op.32(抜粋3曲), Op.23(抜粋3曲)
商品コード: 1379-062
商品詳細:これは一応フランスのLe Kiosque d'Orphéeなるレーベルから出ているLPだがプライヴェートに近い装丁でLe Kiosque d'Orphéeも通常の商用クラシック・レーベルよりは半アマチュアに近い自主製作色の強いレーベルである。オレンジ色に笛を吹く少年のイラストが書かれたレーベルである。ピアノのルシエンヌ・デュモン(1948-)はベルギー・リエージュワーズの生まれ。故郷で音楽の勉強を始め、ピアノと室内楽の初期の演奏を全て体系化した。パリに出て、ネイト・パーム・オフの下で技量を磨き、その後、ソルボンヌ大学でマックス・ドイチュに師事。四重奏団のファースト・ピアニストとして、ORTFとラジオ・フランスで、オーケストラ、シンプトリケット・オーケストラ、フィルハーモニー管弦楽団と共演し、数多くの録音を行った。さらに、古典派と現代曲のリサイタルや演奏会を数多く開催し、高く評価されている。ソリストとしてのキャリアを終えたルシエンヌ・デュモンは、音楽を生き甲斐とし、残りの人生を世界各国から集まる若者たちの指導に当てている。録音は少なく他に仏SOLSTICE:FR 830915(シューマン:幻想曲Op.17,PfソナタOp.11)がある。この2枚で全てと思われる。古い録音ではないが、1960年代録音のような潤いのある音であり、表情も柔らかい。DGGやEMI系の1980年代のピアノLPとは次元の異なるピアノ録音である。時代を超越した演奏という言葉が、これほどぴったりくるピアニストも多くない。ベートーヴェンは何処か穏やかで癒される演奏。このような温かいベートーヴェンは多くない。B面のラフマニノフ:前奏曲集からの抜粋演奏にはノスタルジーを感じさせる表情であり、ピアノの音は正に澄んでいて美しく柔らかい。聴いていて癒される、時代を越えたピアノLPである!略した表記がリリー・デュモンと同じだが別人である。
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