商品コード:1379-057[SWF] W.フルトヴェングラー/ ウェーバー:魔弾の射手~序曲, ブラームス:ハイドン変奏曲, ブルックナー:交響曲5番
商品コード: 1379-057
商品詳細:仏協会盤2枚組。メインはブルックナー5番だが、1枚で入りきらない為、1枚目B面の途中から2枚目全部を使用。余白にウェーバー、ブラームスを入れて2枚セットとした。ブルックナーの交響曲5番は2度録音があり1942年ベルリンとの録音がこのLP。2回目の1951年にウィーンpo.と録音がありカナダ・ロココ:2034、独協会:F 667497-8等で出ている。このベルリンpo.との初回録音は仏協会と米ワルター協会、またMELODIYAの3種しかLPが出ていない。中でも仏Societe Wilhelm Furtwangler盤は音質が良く、聴いてびっくりする程、音の良い仏協会盤があれば文句無い。まるで演奏会の真っ只中にいる程の臨場感が恐ろしい程だ。1942年10月という戦時中のマグネトフォン方式によるテープ録音のため音質が良いのはもちろんだが、W.フルトヴェングラーの本領は戦時中のライブ録音にあることは御存じの通りで、スタジオ録音とは次元の異なる凄みが展開するスリリングな演奏である。1942年のベルリンは1940年から始まっていたドイツ本土への連合軍による空爆が激化した年でもあり、10月の旧フィルハーモニーでの演奏も、緊張した雰囲気の中で行われたといわれている。2回目録音である1951年に行われたザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを指揮した演奏と比較しても速めのテンポで戦時中ならではの極度に高い緊張感の中で行われたコンサート・ライブ録音である。ベルリン占領後、ドイツ帝国放送(RRG)にあった多くの戦時中ライブ音源の一連のテープはソ連軍によって押収され、モスクワ放送の番組で使われたり、メロディア・レーベルからLP発売されるなどした。この音源も同様であった。しかしゴルバチョフのペレストロイカの拡大とともに、体制の軟化が進み、1987年には、一連のテープがデジタル・コピーとして自由ベルリン放送(SFB)に返還され、さらに1991年のソ連崩壊の年には、テープ本体も返還されたという。
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