商品コード:1379-041n[ETERNA] A.シュミット(pf)/ グリーグ:Pf協奏曲Op.16, ウェーバー:コンツェルトシュテュックOp.79

[ 1379-041n ] Grieg / Carl Maria von Weber - Annerose Schmidt, Kurt Masur


通常価格:¥ 3,300 (税込)

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商品コード: 1379-041n

作品名:グリーグ:Pf協奏曲Op.16 | ウェーバー:コンツェルトシュテュックOp.79
演奏者:A.シュミット(pf)K.マズア指揮ドレスデンpo.
プレス国:旧東ドイツ, Germany East
レーベル:ETERNA
レコード番号:825 689
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧東ドイツでのオリジナル・タイプ】---黒/銀, グルーヴガード厚手重量, スタンパー/マトリクス:825 689-1G/825 689-2C, Time Code:D78 K NT/F72 W N , 1978年製造分
ジャケット:【旧東ドイツでのオリジナル・タイプ】---両面ツヤペラ, ジャケ裏年号:Ag 511/01/74, 長ステレオ・ジャケットは存在せず
トピックス:1969年12月14-17日ドレスデン・ルカ教会スタジオ( Studio Lukaskirche, Dresden)でのステレオ録音, 録音技師:Claus Strüben, プロデューサー:Reimar Bluth, 1970年VEB Deutsche Schallplatten Berlinによりコピーライト登録・同年ETERNA:825 689(黒/銀レーベル・Time Code:L0 GR N ST/M0 W N ST・ジャケット裏年号:Ag 511/01/70のジャケット入り)にて初リリース, これは同一レーベルだが1978年4月/1972年6月製造のスタンパーによる1978年製造のオリジナルタイプ盤が1974年製造のオリジナル・タイプ・ジャケットに入るケースで8年遅れの発売分だが外観上オリジナルと変わらない・初年度分ではないが初期盤, 使用楽譜:VEB Edition Peters, Leipzig, K.マズア指揮ドレスデンpo.との最初の共演, この後同メンバーとモーツァルト協奏曲のほぼ全集録音をスタートする, 使用カデンツァについての記載はない, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★, アンネローゼ・シュミットは2022年3月17日に85歳で亡くなった, 使用ピアノはライプツィヒのメーカー「ユリウス・ブリュートナー(Blüthner)」と思われる・フジコヘミングも愛用

商品詳細:アンネローゼ・シュミットは、ETERNAモノラル期と、'70年代中期のエディションの時代に録音が集中して、厚手黒盤ステレオ期の録音が少ない。これは例外的な1969年のステレオ録音。技師シュトリューベンによるドレスデン録音で、マズアと組んだ最初のもの。その後、この2人は、モーツァルトのピアノ協奏曲のほぼ全曲録音を行う。彼女の温もりを感じる音色は、ステレオ期になっても衰えておらず、ドレスデンpo.の渋さの中にも透明感のあるソロが美しい。アンネローゼ・シュミット(1936-2022)の本名はアンネローゼ・ベックで、旧東ドイツ・ルターシュタット・ヴィッテンベルク出身の美形の女性ピアニスト。父がヴィッテンベルク音楽院の院長であった為、英才教育を受け、幼少時の1945年9歳で正式にデビューした。1955年ライプツィヒ音楽院を卒業。1956年の国際ロベルト・シューマン・コンクールで優勝した。その為ETERNAのシューマンEDにも参加している。1987年ハンス・アイスラー音楽大学のベルリン教授及びピアノ学科学部長に就任。1990年にはそのまま学長となった。2000年からはショパン国際ピアノ・コンクール評議員を務める。日本には1973年から数回訪れている。1977年の来日では東京文化会館でブラームスのピアノ協奏曲第2番をグシュルヴァウアー指揮/読売日本交響楽団と披露した。当初よりモーツァルト弾きとしてモノラルでソナタ録音などもあったがETERNAに一人で複数台Pf用とチェンバロなどで演奏される初期番号は除く5番以降の17曲の協奏曲とロンド2曲をクルト・マズアと共に録音したことは永久に記憶されるであろう。彼女の音は清潔且つ端正。情感タップリではなく楽譜に奉仕するタイプである。自分を出さず曲に寄り添う。西側フレンチスクールの1950-60年代に活躍したスタイルと比べると奥ゆかしい。滲みのない、後も引かないクリアーで硬質な音色を持つ。ロマン派としては情緒が乏しくさりげない。しかし少し物足りないくらいが繰り返し聴くには必要な条件である。コンヴィチュニーのベートーヴェンと同様ETERNAにある美学だろう。1970年代の録音だが流石にETERNAの音は良い!アンネローゼ・シュミットはまだ30代前半で気力も十分、やや硬質のピアノと早めのテンポで弾かれており、1950年代の濃厚なスタイルとは対照的な爽やかな演奏である。軽快さが有るので嫌味なロマンティシズムとは無縁の聴きやすい演奏である。シュミット/マズアはモーツァルトの協奏曲全集も録音していて、同様の軽快な演奏と言える。

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