商品コード:1380-061[PHILIPS] M.ジャンドロン(vc)/ ドヴォルザーク:Vc協奏曲Op.104, 森の静けさ, ロンドOp.94
商品コード: 1380-061
商品詳細:HiFistereoは存在せず、3/4本線でオリジナル。ジャンドロンは1920年仏ニース生まれ。カザルスの薫陶を受けた。1950年代から、デュクレテ・トムソンにジャン・フランセのピアノでデュオを組み、残した録音はどれも素晴らしい。Philipsへ移ってからの録音は、初期とは少々音色が変わっている。しかし'60年代の録音は音も伸びやかで、低い方までよく出ていて、表現も流麗だ。カザルスによる指導が効果を上げているのかも知れない。ドヴォルザークは、大胆にして孤高のソロ!モーリス・ジャンドロン( 1920-1990)はフランス、ニースの貧しい家庭に生まれた。10歳の時にエマーヌエル・フォイアマンのコンサートで聴いたフォイアマンを尊敬するようになった。のちにフォイアマンと会う機会は何度かあり、フォイアマン自身から弟子になるよう言われたこともあったが、経済的な理由で叶わなかったらしい。17歳でパリ音楽院でジェラール・エッキャンに師事。パリでの修業時代に知り合ったジャン・フランセとは25年以上、共にリサイタルを行った。1945年ロンドンでデビューを果たす。その後メニューインの兄妹と25年以上にわたってトリオで活動したりした。プラドのカザルス音楽祭に参加して、カザルスから直接教えを受けた。PHILIPSがジャンドロンに、ボッケリーニの変ロ長調の協奏曲とハイドンの『チェロ協奏曲第2番』をラムルー管弦楽団と録音するよう依頼した際、指揮者をカザルスとするよう伝えている。バッハの『無伴奏チェロ組曲』の録音は、1965年にACCディスク大賞を受賞した。'50年代に、J.フランセとデュクレテに入れたベートーヴェンは超名演だった。しかしジャンドロンの録音の中心はPHILIPSである。ジャンドロンはやはりフランス人チェロ奏者であるピエール・フルニエと近い芸風を持つソリストだろう。知名度の点ではフルニエに及ばないものがある、しかし実力は大きく違わないのではないだろうか? パワーで押すタイプではなく、美しくメロディーを歌うスタイルが特徴だろう。フルニエと同じDECCAに籍があったものの、録音は多くない。1960年代にPHILIPSに移籍してからは録音は多くなるが30代の良い時代の録音には恵まれなかった。太く芳醇な音がタップリ聴ける上質な録音!
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