商品コード:1380-001n[ETERNA] M.フレーミヒ指揮 A.オジェー(s) K.ズスケ(vn) 他/ バッハ:クリスマス・オラトリオBWV.248(全曲)
商品コード: 1380-001n
商品詳細:クリスマス・オラトリオはK.トーマスの独壇場と思われていたが、1974-5年にバッハEDのために新しく録音されたフレーミヒの演奏も大変好ましい。新しすぎず、伝統を引き継いだ中にも、'70年代らしいすっきりしたフォルムを持った演奏。勿論トーマスの演奏は歴史的にも内容的にも素晴らしい出来であるが、これも充分に推薦に値する。合唱は聖トーマス教会cho.ではなく、シュッツ全集と同様にドレスデン聖十字架cho.が参加。幸福感に満ちたクリスマス・オラトリオ。ETERNAにおける2回目の全曲録音となった。指揮者、マルティン・フレーミヒ(1913 - 1998)はザクセン州アウエの出身(出生当時はザクセン王国)。戦後は東ドイツでオルガン奏者・合唱指揮者・音楽教授として経歴を積んだのちに1971年にクロイツカントル(ドレスデン聖十字架教会の音楽監督相当)に就任した。トーマス教会ではなく、ドレスデン聖十字架合唱団を率い、1974~75年に入念にセッション録音した「クリスマス・オラトリオ」が当録音である。器楽ではカール・ズスケ、トランペットには名手ルードヴィヒ・ギュトラー(当時はドレスデン・フィルのソロ・トランペット奏者)らが参加している。ズスケは第31曲、第41曲、第51曲のアリアでヴァイオリン・オブリガートを務め、その深い音色と憂いある表情で演奏に陰影を与えている。ギュトラーのトランペットは第8曲や第24曲などをはじめ、随所でより一層の輝きと華やかさを加えている。オケはドレスデンsk.ではなく、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団が使われた。このオケは1870年創立の市民オーケストラである。ライプツィヒのゲヴァントハウスo.に相当する位置付けだが、歴史と規模では同格とは言えない。しかし宮廷楽団であり、オペラの演奏を行うドレスデンsk.とは役割が異なる。1979/1988年にはマルティン・フレーミヒ指揮のドレスデン聖十字架合唱団の日本公演に伴奏として同行している。宗教作品ではドレスデン聖十字架教会合唱団のオケを引き受ける事が多い。フレーミヒはルドルフ・マウアスベルガーの後任として1971–1991年の間クロイツカントルを務めた。第26代クロイツカントルだった。現クロイツカントルはロデリヒ・クライレであり、海外公演はフレーミヒの代から始まった。この録音は歌手陣を歴代ETERNAの常連が務め安定したETERNAスタイルと音質を保っている。明るくクリアーな音質で保管用としても十分なクオリティと存在感を持つ録音である!録音技師に御大であるClaus Strübenが出てきたことからも歴史的に重要な録音であったことは間違いない。
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