商品コード:1381-064[GUILDE du DISQUE] C.シューリヒト/ J.シュトラウスⅡ:南国のばら, トリッチ・トラッチ・ポルカ, ウィーンの森の物語 他

[ 1381-064 ] Orchestra Of The Vienna State Opera, Carl Schuricht – Strauss Festival


通常価格:¥ 5,500 (税込)

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商品コード: 1381-064

作品名:シュトラウスの夕べ/J.シュトラウスⅡ:ワルツ「南国のばら」Op.388, ポルカ・シュネル「トリッチ・トラッチ・ポルカ」Op.214, ワルツ「ウィーンの森の物語」Op.325, ポルカ「シャンペン・ポルカ」Op.211 | 常動曲Op.257, ワルツ「宝石のワルツ」Op.418, ワルツ「ウィーン気質」Op.354, ワルツ「酒・女・歌」Op.333
演奏者:C.シューリヒト指揮ウィーン国立歌劇場o.
プレス国:フランス, France
レーベル:Guilde Internationale Du Disque
レコード番号:SMS 2321
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・オリジナル】---赤/銀逆内溝, 10時にMade in Frnca, 3時に〇Synchro Stereo, スタンパー/マトリクス:SMS 2321-Ⅰ-23/SMS 2321-Ⅱ-23, (手書き文字マトリクスとMスタンパー+パテキュラー), 1964年頃の製造分・3種併存のPathéプレス(フランス・ステレオ最古)
ジャケット:【フランスでのステレオ・オリジナル】---表コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス・ステレオ最古)
トピックス:1963年9月ウィーンでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1964年Concert Hall Society, Inc.グループによりコピーライト登録, フランスでは1964年モノラルがGuilde Internationale Du Disque:M 2321(濃緑/銀逆内溝レーベル・グルーヴガード厚手盤・当デザインジャケット入り)にて初リリース, 同年ステレオ:SMS 2321(当装丁)にて初リリース, この録音に関してはモノラルよりステレオの方がプレスが多かった, ドイツ/スイスでも同一番号で初リリース, 英 Concert Hall:AM-2321/SMS 2321にて初リリース, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:シューリヒトの珍録音、ほとんど入荷がない。シュトラウス8曲収録、いわゆるウィーン物である。オケもウィーン国立オペラo.を起用。でなければシューリヒトと言えどもこうは行くまい。この優雅なシュトラウスにもシューリヒトの個性は反映されていて、はっきりとした隈取りのある音楽になっている。勢いがあり強い音である、風になびく優しい音楽ではなくストレートで力強い。今までのウィーン物の常識を覆すような演奏。カール・シューリヒト(1880- 1967)はドイツ人だがウィーン・フィルやパリ音楽院o.と相性がよ良く、多くの名演奏をそれらと残したがあまりの完全主義に一切の妥協をせずプロデューサーとは常に衝突を繰り返し、しまいには首になってしまったらしい。楽団員からは尊敬されていた。それで1960年から自由が利くConcert Hall Societyのようなレーベルに籍を置くことになったらしい(規模は世界最大)。ありていに言えば拾ってもらったといっても過言ではない。Concert Hall だけがシューリヒトが自分らしく録音できる最期の砦となったのである。悪く言えば他に行くところがなかったというのが正直な話だろう。1960年代始め、大物指揮者が居なかったConcert Hall Societyでシューリヒトは思う存分腕を振るい、このマイナーレーベルに素晴らしいカタログを作り上げた。中古市場ではチープレーベル扱いの為、また大量のプレスが世界中にあるため安価である。しかし内容はシューリヒトの意図が完全に反映された演奏となっておリ、オーケストラの質さえ高ければ第一級の名演にも引けを取らない演奏であることは紛れもない事実である。商業第一主義のメジャーレーベルから追放されたシューリヒトだったがConcert Hall Societyという安住の地を見つけて自身の思う演奏ができたことは幸福だったのではあるまいか。一つ惜しむらくは一流のオーケストラを振ることができなくなってしまったことである、その中でもウィーン国立歌劇場o.はConcert Hall Societyが用意できた最上級のオケである。チープレーベルという先入観でこれらを見送っていると、音楽の本質を見失い、最も愚かな行為である周りに迎合するという悪癖を身に付けることになりかねない。レコードの値段は内容と比例していないことをここで申し上げておきたい。シューリヒトがウィーン物を録音するという事で、確保が難しく最高額であるウィーン国立歌劇場o.を手配したプロデューサーに感謝しないといけない録音である。よく知られる「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」はウィーン国立歌劇場o.の選抜メンバーである。一流の指揮者が一流のオケを振れば当然一流の音楽が仕上がる。Concert Hall Societyといえども当然の結果である。シューリヒト自身DECCA時代にウィーンpo.を振って多くのメジャー作品を録音してきた。しかしウィーン物といわれるJ.シュトラウス作品は初めてとなる。明らかにこれまで録音させられたドイツの放送オケとは格段に仕上がりが異なる。指揮者半分、オケ半分で力を出してもこのレベルができてしまう。これがオケの力というものだろう。ボスコフスキーのような華麗さこそないものの、ドイツ風の剛とウィーンの華が融合したシューリヒト風ウィーン物となっている。何方も自分を出し合い、上手く融和した音楽といえる。

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