商品コード:1381-061[GUILDE du DISQUE] C.シューリヒト/ メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」Op.21, 「真夏の夜の夢」Op.61(抜粋8曲), 序曲「フィンガルの洞窟」

[ 1381-061 ] Felix Mendelssohn-Bartholdy, Carl Schuricht ‎– A Midsummer Night's Dream (Incidental Music), The Hebrides Overture


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商品コード: 1381-061

作品名:メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」Op.21, 劇付随音楽「真夏の夜の夢」Op.61~8曲/スケルツォOp.61-1, メロドラマと妖精の行進Op.61-2, 間奏曲Op.61-5 | 夜想曲Op.61-7, 結婚行進曲Op.61-9, メロドラマと葬送行進曲Op.61-10, 道化役者たちの踊りOp.61-11, 演奏会用序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
演奏者:C.シューリヒト指揮ミュンヘン放送so.---(真夏の夜の夢), シュトゥットガルト・南ドイツ放送so.---(序曲「フィンガルの洞窟」)
プレス国:フランス, France
レーベル:Guilde Internationale Du Disque
レコード番号:M 2214
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・オリジナル】---濃緑/銀段付, グルーヴガード厚, 工場:f(Pathé), スタンパー/マトリクス:M 2214-Ⅰ-24/M 2214-Ⅱ-24(手書き文字マトリクスとMスタンパー+パテキュラー), 1962年頃の製造分・3種併存のPathéプレス(フランス・モノラル最古)
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---折返両面コートペラ, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス・モノラル最古)
トピックス:本編:1960年9月ドイツ・ミュンヘン, 序曲:1962年9月バーデン=バーデンにてモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1962年Concert Hall Society, Inc.グループによりコピーライト登録, 同年フランスではモノラルがGuilde Internationale Du Disque:M 2214(当装丁)にて初リリース, ステレオ:SMS 2214(赤/銀グルーヴガード厚手盤・別デザイン・ジャケット入り)にて初リリース, ステレオは過去に1度入荷しただけの超希少盤, 全曲録音ではなく全14曲から8曲の抜粋(全14曲収録は1980年代になってからが普通), これはフランスでの初年度リリース分モノラル・オリジナル, ドイツでは1962年独Musical Masterpiece Society:M 2214/SMS 2214にて初リリース, 英国では1962年英Concert Hall:AM 2214/SMSC 2214にて初リリース

商品詳細:近年ではCHS系音源のシューリヒトも手に入りにくくなっている。VSMから出ているのはパリ音楽院o.だが、このベートーヴェンの値段は、現在相当なものになってしまった。まだこのCHS音源なら、充分に手が届くはず。オケが変わってもシューリヒトのスタイルは一貫していて、颯爽としたテンポで、どんなオケとも自己を貫徹する。そのあたりにこの指揮者の信頼性がある。ミュンヘン放送so.はよく鳴っていて、シューリヒトとこの曲はぴったりくる。モノだが凄い迫力だ。ステレオも存在するが超希少!シューリヒトにコンサートホール系録音が多い理由はミュンシュやモントゥーとは理由が異なる。カール・シューリヒト(1880- 1967)はドイツ人だがウィーン・フィルやパリ音楽院o.と相性が良く、多くの名演奏をそれらと残したが、あまりの完全主義に一切の妥協をせずプロデューサーとは常に衝突を繰り返し、しまいには首になってしまったらしい。楽団員からは尊敬されていた。それで1960年から自由が利くConcert Hall Societyのようなレーベルに籍を置くことになったらしい(規模は世界最大)。ありていに言えば拾ってもらったといっても過言ではない。Concert Hall だけがシューリヒトが自分らしく録音できる最期の砦となったのである。悪く言えば他に行くところがなかったというのが正直な話だろう。1960年代始め、大物指揮者が居なかったConcert Hall Societyでシューリヒトは思う存分腕を振るい、このマイナーレーベルに素晴らしいカタログを作り上げた。中古市場ではチープレーベル扱いの為、また大量のプレスが世界中にあるため安価である。しかし内容はシューリヒトの意図が完全に反映された演奏となっておリ、オーケストラの質さえ高ければ第一級の名演にも引けを取らない演奏であることは紛れもない事実である。商業第一主義のメジャーレーベルから追放されたシューリヒトだったがConcert Hall Societyという安住の地を見つけて自身の思う演奏ができたことは幸福だったのではあるまいか。一つ惜しむらくは一流のオーケストラを振ることができなくなってしまったことである、その中でもDGGでメジャー録音が多いミュンヘン放送so.はConcert Hall Societyが用意できた最上級のオケである。チープレーベルという先入観でこれらを見送っていると、音楽の本質を見失い、最も愚かな行為である周りに迎合するという悪癖を身に付けることになりかねない。レコードの値段は内容と比例していないことをここで申し上げておきたい。ステレオも存在するがモノラル50枚に対し、ステレオ1枚程度の割合でしか存在しない事実を知っていただきたい。

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