商品コード:1381-058[GUILDE du DISQUE] C.ミュンシュ/ ドビュッシー:交響的素描「海」, 管弦楽組曲「夜想曲」
商品コード: 1381-058
商品詳細:ミュンシュの珍しいMMS録音のステレオ・オリジナル。これは仏ORTFを振った仏録音。「海」と「夜想曲」という黄金のカップリング。A面の「海」は、印象主義の管弦楽の代表作として人気が高いが、やはりフランス人とフランスのオケでなければ、納得ができないことも確かだろう。ステレオでダイナミックレンジも広く、さすがORTFだけある。巨匠ミュンシュの棒が見えるような、生命感に満ちた演奏だ。木管部のソロが美しい!シャルル・ミュンシュ( 1891 - 1968)は1962年 - 1968年の間このフランス国立放送o.の音楽監督を務めた(実質的には1960年から1967年までモーリス・ルルーが務めた)。また1967年からは新設されたパリ管弦楽団の初代の音楽監督に就任したが、翌年同団とともに演奏旅行中、アメリカのリッチモンドのホテルで心臓発作のため急逝した。77歳没。このように余程の事がない限りコンサートホール系から出るはずのない録音なのだが理由は不明。録音は1968年でパリ管弦楽団が組織され、初代の音楽監督に就任した翌年2月の録音である。この録音が終わった9か月後の11月にミュンシュはパリ管弦楽団を率いて米国ツアーに出発した。10月20日前後ニューヨーク、10月28日フィラデルフィア、11月2/3日ローリーと日程を消化して11月6日リッチモンドでの公演を予定していたが、同日ミュンシュはホテルで急死した。リッチモンド公演は中止となった。これは亡くなる9か月前の録音。この時すでに76歳の高齢であったが実際聴いて見れば、76歳の老指揮者の演奏とは思えない。ましてその年に命を落とすなどとは夢にも考えられない生命観溢れる演奏である。ミュンシュ/パリ管弦楽団のEMI盤はどれも高額であるが、この録音も全く同等の価値のある演奏である。ただオケがパリ管弦楽団ではなく、フランス国立放送o.で、レーベルがコンサートホール系という違いでしかない。ミュンシュの亡くなる年のパリ録音であり、しかもドビュッシー2曲。円熟の域に達したフランスの名指揮者による演奏。じっくり噛みしめて聴く価値ある内容である。
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