商品コード:1381-044b[PHILIPS] A.グリュミオー(vn)/ シューベルト:Vnソナチネ1~3番Op.137, 二重奏曲D.574

[ 1381-044b ] Schubert, Arthur Grumiaux, Riccardo Castagnone – 3 Violinsonatinen Opus 137


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商品コード: 1381-044b

作品名:シューベルト:Vn作品集/VnとPfのためのソナチネ1番Op.137-1D384, VnとPfのためのソナチネ2番Op.137-2 D385 | VnとPfのためのソナチネ3番Op.137-3 D408, VnソナタOp.162 D.574「デュオ」
演奏者:A.グリュミオー(vn)R.カスタニョーネ(pf)
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 00499 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A : ラミネート剝がれあり・補修済, 販売店シール貼りあり
キズ情報:
レーベルタイプ:【オランダでの12"のオリジナル】---アズキ/銀Minigroove内溝, 5時にMade in Holland(ラウンド逆文字), 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤), スタンパー/マトリクス:6A AA 00499 ▽ 1L=6 670/6A AA 00499 ▽ 2L=2 670, 1959年頃の製造分(オランダ最古), フラット盤存在せず
ジャケット:【オランダでの12"のオリジナル】---表コートペラ, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(オランダ最古)
トピックス:Op.137-1/Op.162は1955年7月オランダでのモノラル録音, 1956年ころN.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年10"にてPHILIPS:S 06082 Rにて2曲入りで初リリース, 英国ではSBR 6230(10")で初リリース, Op.137-2/3は1958年7月オランダでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1959年ころこの4曲がカップリングされPHILIPS:A 00499 L(当装丁)にて初リリース, Op.137-1/Op.162の2曲は当12"のA 00499 Lが再版となるがOp.137-2/3の2曲は当12"のA 00499 Lが初出となる, これはオランダでの12"の初年度リリース分オリジナル, グリュミオーはこの4曲をステレオで再録音している, モノラル期の希少な人気盤!演奏;★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:協奏曲が多いグリュミオーの録音歴の中でも異色の存在。ソナチネ3曲と、デュオと呼ばれるOp.162の4曲。ソナチネは穏やかな曲だが、中間部でシリアスな場面が現れる。ソリストによってはこの部分を殊更強調して力んでしまうが、さすが巨匠はそのあたりの運びが上手く、あくまで穏やかに仕上げる。最も有名なデュオも上品。初回モノ録音、1955年に先に2曲(Op.137-1/Op.162)を録音し10"で発売、その3年後の1958年に他2曲(Op.137-2/3)も録音し、合わせて4曲入りの12"が1959年に発売されたものが当盤である。この4曲は1971年10月ヴェイロン・ラクロワと再録音している。またP.クロスリーとのそのあと録音している。グリュミオーのやや明るめの音色が沈みがちなシューベルトの曲に合っていて、モーツァルトで見せるあの天国的な気分がここシューベルトでも味わえる。このような演奏はなかなか無いので貴重といえる。グリュミオーはモノラル期にはリッカルド・カスタニョーネのピアノ伴奏での共演が多く、そのどれもが今以って人気が高い。リッカルド・カスタニョーネ(1925 - 1991)はイタリア・ブルナーテ(ミラノ近郊)の生まれのピアノ奏者。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で、ジュゼッペ・フルガッタにピアノ、ジュリオ・チェーザレ・パリベーニに作曲、ヘルマン・シェルヘンに指揮法を教わる。1931年からチェロ奏者のマックス・アムフィテアトロフのピアノ伴奏者としてイタリア各地を回り、1946年までデュオとして活動した。1934年から1937年まではヴァイオリン奏者のエンリコ・ピエランジェリを加えて三重奏団を結成していた。1937年から1953年までナポリのサン・ピエトロ・ア・マジェラ音楽院で教鞭を執り、1954年からは母校の教授となった。1956年からは、ヴィルトゥオージ・ディ・ローマにチェンバロ奏者として加わった。アルテュール・グリュミオーの室内楽録音のパートナーを務めていた。2人の接点が何処にあったか不明だが2人は1956年にザルツブルク音楽祭で共演したリサイタル記録がある。しかし前年の1955年にはPHILIPSに2人のデュオ録音がある。互いの相性の良さが解かっていて録音だけでなく、演奏会でもデュオを組んでいたようである。2人の最後の録音は1975年のコレッリ:12のVnソナタ集Op.5である。カスタニョーネはその後PHILIPSを離れたがマイナーレーベルで1980年代まで演奏活動を続け、1991年に65歳で逝去。

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