商品コード:1381-032n[MELODIYA] L.コーガン(vn)/ ベートーヴェン:Vn協奏曲Op.61
商品コード: 1381-032n
商品詳細:レオニード・コーガン(1924 - 1982)は ウクライナ出身のソ連の名ヴァイオリニスト。1951年にはブリュッセルのエリザベート王妃国際音楽コンクールにおいて、パガニーニの≪協奏曲 第1番≫で驚異的な演奏を披露、エミール・ソーレ作のカデンツァの解釈にも卓越したところを審査委員長ジャック・ティボーに示し、優勝した。また、イザイ・メダルも受賞した。その縁でティボーに弟子入りしている。1955年には世界的な楽旅に出発、パリとロンドンに赴き、翌年には南米とアメリカ合衆国へも訪問した。1952年よりモスクワ音楽院で教鞭を執る事になる。ソ連のヴァイオリニストとしては早くから西側レーベルに多くの録音を残した。息子のパヴェル・コーガンは1952年生まれで、エミール・ギレリスの妹でありVn奏者のエリザヴェータ・ギレリスとの間に生まれたコーガン家の長男である。モスクワ音楽院でユーリ・ヤンケレヴィチの下でヴァイオリンを学び、1970年のシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールでリアナ・イサカゼと1位を分け合った。一方で、イリヤ・ムーシンとレオ・ギンズブルクに師事して指揮法を学び、1972年にソヴィエト国立交響楽団で指揮者デビューを果たした。1988年から1990年までザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、1989年にはモスクワ国立アカデミー交響楽団の首席指揮者に就任した。1998年から2005年までユタ交響楽団の首席客演指揮者を兼任した。Vn奏者としてより指揮者としての名声が大きい。1971年頃から父であるレオニード・コーガンと共演で録音を開始している。ヴァイオリン奏者、指揮者両方で共演している。ソリストとしてより指揮者としてレオニード・コーガンの指揮を行う事が大きい。このベートーヴェンはレオニード・コーガンがなくなる1年前の録音で、恐らく最後の協奏曲だったと思われる。この年レオニード・コーガンは57歳でVn奏者としては完全に限界を過ぎた年齢であったが流石に第一線で活躍してきた音楽家だけあり、技巧的、表現的にも十分にトップレベルを保っている。表現はより柔軟で味わい深く、音は往年の美音を保つ、あり得ないような演奏をしている。早すぎた死であった。オケは単にシンフォニー・オーケストラと表記されているが実際はUSSRアカデミーso.であることが解かっている。
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