商品コード:1381-031n[MELODIYA] L.コーガン(vn)/ ベートーヴェン:Vn協奏曲Op.61
商品コード: 1381-031n
商品詳細:コーガンにとってベートーヴェンが最も録音の多いメジャー協奏曲である。ライヴも含め、1957年(ヴァンデルノート)、1958年(コンドラシン)、1959年(シルヴェストリ)、1962年(コンドラシン)、1968年(スヴェトラーノフ)、1981年(P.コーガン)、録音年不詳(P.コーガン、ライヴ)、以上7種類が存在する。これは通算5回目となる録音。コーガン・ファンにとってはどれも重要だろう。これは1960年代のロシアで録音され、西側録音から始まるコーガンの特殊な経歴の中では最もリラックスできた演奏環境ではなかったろうか。テンポは最初からオケが遅めの設定、その為コーガンのソロもそれに合わせゆっくりである。コーガンはソロを意外なほどセーブして弾いており、初期の西側録音とは相当に異なるスタンスを感じる。自分だけが目立つことを避けたようなスタイル。しかし抑えてもコーガンが埋もれるはずもなく彼の美音はここでも目立ってしまう。地元感が漂う力みの全くない自然体のソロで逆にオケがたっぷり鳴らすのを見ているようなところがある。オリジナルのダブルレター・レーベルの入荷は少ない。西側ではモノラルが廃止された年代だがMELODIYAでは1970年頃までモノラル盤がプレスさてていた点が何とも羨ましい。モノラルを完全に無視した日本とは音楽に向き合う根本的な姿勢が異なる。MELODIYAではモノラルが圧倒的に優位な音質を持っていたことは言うまでもない!
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