商品コード:1381-030t[MELODIYA] A.ガウク/ チャイコフスキー:四季(12の性格的描写)Op.37b(ガウク編・管弦楽版)
商品コード: 1381-030t
商品詳細:チャイコフスキーの「四季」は御存じピアノ組曲でロシアの一年の風物を各月ごとに12のピアノ曲で描写した作品集である。これまでピアノ以外の編成での入荷はなかったが、今回編管弦楽版が入荷したので調べてみると、ソ連の指揮者・作曲家のアレクサンドル・ガウクが管弦楽編曲を施している。これは自身が編曲した自演盤である。これが世界初の管弦楽編曲による「四季」である。その後2種の録音が出ている。 1974年録音のE・スヴェトラーノフ指揮/ソビエト国立交響楽団。1995-6年録音の N・ヤルヴィ指揮/デトロイト交響楽団がCDで存在する。何方もガウク版を使っているようである。ガウクは1954年頃の古いモノラル録音で1962年の初リリース(未入荷)。MELODIYAではオボーリンを始め数人のピアニストがピアノ組曲として録音していて、チャイコフスキーのピアノ曲としては異例に知名度の高い曲である。実はガウク編以外に版が存在する。それはヴァーツラフ・トロヤンというチェコの作曲家による編曲で1953年10月26-27日プラハ・ドモヴィナ・スタジオでヴァーツラフ・ノイマン/映画交響楽団の録音があるらしい(LPV 335)。1953年といえばガウクの録音とほぼ同時期であり、当時この曲の管弦楽編曲がピークに達した時期だったようである。ノイマンの録音は聴いたことはないが、このピアノの名曲が異なる2種の管弦楽編曲で聴けるとことは幸いな事である。アレクサンドル・ガウク( 1893- 1963)はウクライナ・オデッサ(オデーサ)生まれの指揮者。戦後のソ連楽壇において指導的役割を果たした。17歳でサンクトペテルブルク音楽院に進学し、フェリックス・ブルーメンフェリトに師事した。1930年から1934年までレニングラード・フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者を務めた。1932年よりモスクワで活動し、1936年から1941年まで、新設された放送管弦楽団(後のソヴィエト国立交響楽団)の首席指揮者に迎えられた。1953年から1961年までモスクワ放送交響楽団の音楽監督を務めている。日本へは1958年に来日している。古い時代のロシアを代表する指揮者である。
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