商品コード:1381-028t[MELODIYA] I.ジューコフ(pf)/ チャイコフスキー:Pf協奏曲1番Op.23
商品コード: 1381-028t
商品詳細:イーゴリ・ジューコフ(1936- 2018)は旧ソ連のニジニ・ノヴゴロドに生まれるが、翌年、家族に連れられモスクワに移る。1955年よりモスクワ音楽院に学ぶ。当初はエミール・ギレリスに、その後ゲンリフ・ネイガウスに師事した。在学中の1957年ロン・ティボー・コンクール2位入賞。1960年にモスクワ音楽院を卒業する。西側にも出ているがロシアン・スクール出身。ネイガウス門下生の一人。かなり個性的で、バリバリと情感を出して弾きまくる、驚異的エネルギーの持ち主。チャイコフスキーの協奏曲をきっちり3曲入れている数少ないピアニスト。中でもあまり録音されない2/3番が凄い。技量・感性、共に第一級。しかし日本での人気が今ひとつなのが不思議。録音技術そのものにも情熱を持って関心を寄せており、「私は録音技師の中で最高のピアニストなのであり、ピアニストの中で最高の録音技師なのだ」と発言したことがある。ピアニストとしての活動以外では、モスクワ室内管弦楽団を率いて、1994年に引退するまで指揮者として活動した。また室内楽奏者としては、ヴァイオリニストのグリゴリー・フェイギンやチェリストのヴァレンティン・フェイギンと共に、1963年にジューコフ・ピアノ三重奏団を結成し、1980年まで古今の幅広いレパートリーによって演奏・録音に取り組んだ。録音は多いが中でもチャイコフスキーの協奏曲の1~3番の全曲録音で知られる。2番の録音はMELODIYAでも少なくジューコフ以前にはニコラーエワのモノラル録音が唯一の存在であった。ジューコフの後の1973年頃にギレリス/E.スヴェトラーノフ指揮ソビエト国立so.が録音(発売は1985年)した程度で1番に比べると圧倒的に少ないのが実情である。1986年にはエレシコも録音している。ジューコフはチャイコフスキーのPf協奏曲の1~3番の全曲録音で名声を得たピアニストである。3曲揃えるならジューコフ盤しかないだろう。3番の録音はジューコフが唯一と思われる。Pf協奏曲2番には第2楽章にヴァイオリン、チェロの独奏が美しく歌われる部分があり重要なポイントになっている。2番が1968年、3番が1971年に録音され、最後に195年1番が録音されて全曲完結した。1番はキタエンコのシャープなオケに呼応したかのような歯切れのよいコンパクトなソロでこれまでの1番とは随分印象が異なる個性的な演奏。3曲中最も入荷が少ない。
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