商品コード:1381-006[PHILIPS] G.レオンハルト/ バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)

[ 1381-006 ] Bach, Gustav Leonhardt – Brandenburgische Konzerte Nr. 1-6


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商品コード: 1381-006

作品名:バッハ:ブランデンブルク協奏曲全6曲/協奏曲第1番 ヘ長調B.1046, 協奏曲第2番 ヘ長調B.1047, 協奏曲第4番 ト長調B.1049 | 協奏曲第5番 ニ長調B.1050, 協奏曲第3番 ト長調B.1048, 協奏曲第6番 変ロ長調B.1051
演奏者:G.レオンハルト指揮(団体名なし) F.ブリュッヘン(リコーダー/fl)S.クイケン(vn/va/ヴィオリーノ/ピッコロ)L.V.ダール(vn/va)A.ビルスマ(vc)W.クイケン(vc/gamb)A.ウッドロウ(ヴィオローネ)C.リッパース(tp)P.ドンブレヒロ(ob)A.ゴスター(hr)B.V.アスペレン, G.レオンハルト(cemb)
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:6775 025
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×2, 箱入り2枚組, 2 single records in box
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:B : 背と上部の一部に変色みられる
キズ情報:
レーベルタイプ:【オランダでのオリジナル】---赤/白3本線土手, 枠内3時にMade in Holland(白文字), グルーヴガード厚, Ⓟ1977, スタンパー/マトリクス: AA 6575 086 1Y 1 Ⓟ1977 670 1112/AA 6575 086 2Y 1 Ⓟ1977 670 119・AA 6575 087 1Y 1 Ⓟ1977 670 113/AA 6575 087 2Y 1 Ⓟ1977 670 121, 1977年頃の製造分(オランダ最古), 赤/銀3本線レーベル存在せず
ジャケット:【オランダでのオリジナル】---全面厚紙コート箱, 黒□SEON, 80ページの楽譜ファクシミリ付き厚手リブレット付+薄手折り畳みリブレット付, ⓅなしⒸ1977(オランダ最古)
トピックス:【入荷の少ないSEON-PHILIPS】---1976年1月/1976年7月/1976年12月オランダ・Haarlem・でのステレオ録音, 録音技師: Dieter Thomsen, プロデューサー: Wolf Erichson, 1977年Seon Musikfilm GmbHによりコピーライト登録・同年PHILIPS:6775 025(当装丁)にて初リリース, 1980年には同じSEONシリーズとして独RCA:RL 30 400でもリリースされた, SEONシリーズはWolf Erichsonが創設した音楽グループ運動 (1970-1980) で レーベルではない・1969年にソニー・クラシカルのサブレーベルとしてWolf Erichsonにより発足し1973年よりフォノグラムからリリースされた→1978年レーベルはRCAに移籍→1997年にSeon のリリースがCDで再発, Das Alte Werk の初期段階での数年間の実験の後Frans Brüggen/Anner Bylsma/Kuijkens/Gustav Leonhardt/Konrad Ruhland のパフォーマンスは保存された, これは初年度リリース分のPHILIPSプレスによるオリジナル!, ドイツ盤とは大きな価格差がある・それだけPHILIPSプレスは希少で豪華仕様!, 入荷の少ないSEON-PHILIPS, 独RCAとは大きく価格が異なる!演奏;★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:初めてバッハ手書きの楽譜がファクシミリで付いた画期的なブランデンブルク。厚さ1cm近い分厚いリブレット。1977年の初出盤。このブランデンブルクこそレオンハルト軍団<あえて>の総決算であり、彼らの思想を音に表した中での一つの大きな山と言える。今となっては古楽器奏法のブランデンブルクも当たり前になってしまったが、当時は本当に新鮮で目から鱗が落ちたようだった。波のようにうねるアンサンブル、少々アクセントのあるVnやヴィオール、軍団総出演の大仕事だった。この録音はオリジナル楽器によるバッハ:ブランデンブルク協奏曲録音の3つ目らしい。コレギウム・アウレウム合奏団(1960年代)→アーノンクール指揮のヴィーン・コンセントゥス・ムジクス(1960年代後期)→当盤。アーノンクール盤にもレオンハルトはチェンバロ奏者として参加している。1976年満を持してレオンハルト自身の指揮とチェンバロでほぼ完全な形でのピリオド奏法による録音を世に出した。箱には80ページに及ぶ全6曲のファクシミリ楽譜のコピーが付く分厚いリブレットと楽器等を紹介したペラ折り畳みリブレットが付く。この念の入れようはレオンハルトの強い意向があったと思われる。昨今ではこてこてのピリオドアクセントの強烈な演奏も当たり前に出ているが、1976年当時、これは当時の常識を覆すほどのインパクトのある演奏だった。アーノンクールの演奏と比べれば相当な進化を経ている。しかし誰が聴いてもごく自然に受け入れられるレベルのピリオド奏法で全く奇をてらっていない。ごく自然な流れであり、適度に斬新なアクセントとソロ楽器の古風な音が感じられるレベルである。発売当初はこれが最も先進的なバロック演奏であったが、今となっては通過点と感じてしまう。それほどまでにピリオド奏法は一般化してしまった。しかしやりすぎは飽きられる。レオンハルトもやりすぎは可能だったはずである。しかしこの演奏に留めたことは彼の持つ見識であり、音楽センスと言える。5番の自身のソロによるチェンバロ独奏にも彼がやりたかったことが見えてくる。ピリオド奏法は単に斬新なだけでは意味がない。バッハのあるべき姿を浮かび上がらせる手段でなくてはいけない。レオンハルトにはそのことがはっきりとわかっていた。だからやりすぎはない。古い録音では描けなかった細部のすっきりとした空気感や、ソロが歌う旋律へバッハが込めた真意を明らかにする試みなのである。特にリコーダー(ブロックフレーテ)とフラウト・トラヴェルソ(横笛)を曲により使い分けたフランス・ブリュッヘンのいい仕事が目につく。先程通過点としたが、それは演奏史の中だけであり、この録音の完成度は全時代を通じて大変クオリティの高いものであったことを忘れるわけにはいかない。尚プロデューサー: Wolf ErichsonはSEONシリーズの創設者である。

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