商品コード:1382-025[PHILIPS] R.カサドシュ(pf) / ショパン:Pfソナタ2番Op.35「葬送」, バラード1~4番(全曲)

[ 1382-025 ] Chopin - Robert Casadesus – Sonata No. 2 In B-flat Minor, Op. 35 Ballades


通常価格:¥ 7,700 (税込)

¥ 7,700 (税込)      

数量

商品コード: 1382-025

作品名:ショパン:Pfソナタ2番Op.35「葬送」 | バラード1番 ト短調Op.23, バラード2番 ヘ長調Op.38, バラード3番 変イ長調Op.47, バラード4番 ヘ短調Op.52
演奏者:R.カサドシュ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 01272 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面12時に微かに3回出る点→7
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---赤/銀Minigroove内溝, フラット重量, Made in Franceの刻印, スタンパー/マトリクス:1272 1L 380/1272 2L 380, 1958年頃製造分(フランス最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---三方開両面厚紙背灰布貼, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス最古), ペラジャケット存在せず
トピックス:ソナタ2番:1946年5月21日米国ニューヨーク・Liederkranz Hall, New York.・でのSP録音, 1947年SPが米COLUMBIA:MM 698 US 1947(12"×3枚)にて初リリース→1948年10"LPが米COLUMBIA:ML 2025にて初リリース, バラード4曲は1950年1月30日ニューヨーク・ Columbia 30th Street Studio, New York・でのモノラル録音, 1950年米COLUMBIA:ML 2137にて初リリース, 欧州では10"は存在せず1958年頃この2つがカップリングされ仏PHILIPS:A 01272 L(当装丁)にて初リリース, オランダ/英国では未発売の可能性が高い, R.カサドシュ(pf)は1960年代にMS 6842(ショパン:Pfソナタ3番+モーツァルト:12番K.332+ハイドン:8番)でステレオ録音している, ショパン録音は少ない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:Pfソナタ2番は1946年SP録音。バラード全4曲は1950年のモノラル録音。どちらもニューヨークで録音され米COLUMBIA~別々の10"LPで発売された。欧州では10"が発売されず、1958年頃フランスPHILIPS~これら2つがカップリングされた12"が出たものが当LPである。オランダと英国からは発売された様子がなく未発売の可能性が高い。元々カサドシュはショパンを多く録音するピアニストではなかった。但しSP期には多少の録音があり、バラードは1929-30年にはSPで全4曲を録音していた。カサドシュは第二次世界大戦中は米国に亡命した。 亡命する以前の1935年から、フォンテーヌブローのアメリカ音楽院で教鞭を執っており、米国との関係が深まっていた。米コロンビアへの録音は、1940年2月から始まり、米国亡命中にコロンビア交響楽団などと共演した録音もあり、ソロ録音もかなりの数が米COLUMBIAでSP録音されたようである。米国が米COLUMBIAにてLP製造を開始するとカサドシュもフランス作品を中心にラヴェルのピアノ作品全集やドビュッシーのピアノ作品集などを1950年代初期に録音している。それらの中にショパンのソナタ2曲(2/3番)とバラード4曲が含まれていた。欧州ではカサドシュが米国で行った録音はPHILIPSで発売されたが、全てがリアルタイムではなく、またPHILIPSにとってはそこまで重要な録音ではなかったと思われる。特にショパンは他のピアニストの録音も多くあり、カサドシュの米国録音を必ず出す義務はなかったのである。しかし録音から8年程経過して、ショパンが1枚のLPで出たことは1950年に帰国し、1952年までフランスでアメリカ音楽院の院長となり祖国の音楽界に貢献した功績が認められたことによるものだろう。カサドシュのショパンは1940年代という時期にしては理知的であり時代を先取りしたような現代感覚のスタイルである。彼の1950年代、1960年代録音と基本変わらない。ショパンらしい感情移入は最小限に抑えられてクールと言ってよいスタイルである。これらはラヴェル等と共通するもので、カサドシュの根幹を貫く姿勢らしい。その為流麗さを欠く部分が感じられるが、この辺りも含めてカサドシュの演奏といえる。本人もまたショパンに対し大きな情熱を持っていた節は感じられない。だから多くの録音はしなかったと思われる。このあたりは完全に個人の好みといえるだろう。

R.カサドシュの在庫一覧へ






【特設ページへ移動】







SACD特設ページ

  ex-Twitter


 Facebook


 Instagram


official blog