商品コード:1382-023p[PHILIPS] R.カサドシュ(pf) / ドビュッシー:Pf作品集Vol.2/「映像」第1集&第2集, 版画, 仮面, 喜びの島

[ 1382-023p ] Debussy, Casadesus Joue La Musique Pour Piano De Debussy Volume II


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商品コード: 1382-023p

作品名:ドビュッシー:Pf 作品集-2/映像第1集(全3曲)--1.水に映る影--2.ラモー賛歌--3.動き, 映像第2集(全3曲)--1.葉ずえを渡る鐘--2.荒れた寺にかかる月--3.金色の魚 | ピアノ曲集「版画」(全3曲)--1.塔(パゴダ--2.グラナダの夕べ--3.雨の庭, ピアノ独奏曲「仮面」, ピアノ独奏曲「喜びの島」
演奏者:R.カサドシュ(pf)
プレス国:オランダ, Holland
レーベル:PHILIPS
レコード番号:A 01262 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 全面コート剥がれ・厚手保護用ビニール外袋入り
キズ情報:
レーベルタイプ:【オランダでのオリジナル】---アズキ/銀Minigroove内溝, 表面:ザラザラ, 英語表記・蘭/英語圏流通分, 5時にMade in Holland(ラウンド逆さ文字), グルーヴガード厚手重量(厚手盤あり), スタンパー/マトリクス:AA 01262 ▽1L =9 670/AA 01262 ▽2L =6 670, 1955年頃製造分(オランダ最古)
ジャケット:【オランダでのオリジナル】---ツヤペラ, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(オランダ最古)
トピックス:仮面/喜びの島:1954年1月21日, 映像2曲:1954年8月4日, 版画:1953年8月4日ニューヨーク・コロンビア30番街スタジオでのモノラル録音, 米国では1955年Columbia Masterworksによりコピーライト登録・同年米COLUMBIA:ML 4979にて初リリース, オランダでは1956年頃PHILIPS:A 01262 L(当装丁)にて初リリースと思われる, フランスでも同一番号で初リリース, 欧州では1956年頃PHILIPS:A 01272-4 Lのバラ3枚で全録音(全曲ではない)が発売された, これはそのオランダ・オリジナルVol.2, バラ3枚揃えるのはなかなか大変, 英国でもリリースされたはずだが番号不明(未入荷), 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:カサドシュのドビュッシーはラヴェルに比べ少ない。英・仏・蘭の3種が存在するが、同一国で揃ったことは当社でも未だにない。彼の抑制の効いた古典的様式は彼の後、続く者が現れなかった。M.アース、C.エルフェ等を輩出。仏ピアノ界の重鎮的存在。一聴大人しいが、その美しさは絵画的。古典的な名演として昔から名高い。フランス盤の入荷は非常に少ない。ロベール・カサドシュ(1899-1972)はパリ生まれのピアニスト。パリ音楽院でルイ・ディエメに師事して、1913年に首席を、1920年にはディエメ賞を獲得。1921年にピアニストのギャビー夫人と結婚した。1922年からラヴェルと協同してピアノロールへの録音を行い、フランスやスペイン、英国でもラヴェルと共演した。1935年からフォンテーヌブローのアメリカ音楽院で教鞭を執り、第二次世界大戦中は米国に亡命した事もあって、米COLに多くの録音を残した。。戦後は1950年に帰国し、1952年までパリにあるアメリカ音楽院の院長となった。初録音はSP時代の1928年に遡り、亡くなる3年前の1969年6月まで、約40年以上に亘る芸歴がある。LP録音の多くが米コロンビアで、1940年2月、ニューヨークでのラヴェルとモーツァルトのソロ曲に始まり、多くの作曲家の協奏曲、室内楽曲、ソロ作品を網羅している。1960年代にはアムステルダム・コンセルトヘボウo.との共演が数点ある。夫人のギャビー・カサドシュもピアニストで連弾録音や複協奏曲の録音も多数ある。息子のジャン・カサドシュもピアニストとして録音を残している。ロベールはモーツァルトの協奏曲を多数録音している為モーツァルト演奏家の一人としての名声が高い。またフランス音楽の米国への紹介者としての功績も高いものがある。中でもLP3枚で発売されたラヴェルのPf作品全集とドビュッシーのPf作品集は評価が高い。どちらも米COLUMBIA録音だが欧州ではPHILIPSから発売された。Vol.1のB面にはギャビー夫人との連弾曲を含んでいる。ドビュッシーは全集ではなかったが主要曲が含まれ3枚のLPに収めたことは当時の米COLUMBIA社の戦略であったと思われる。1950年代に3枚を超えるピアノ作品シリーズは危険と判断されたのは頷ける。ラヴェル:ピアノ曲全集が1951年に集中的に録音されたのに対し、ドビュッシーは1950年、1953/54年、1956年と散発的な録音のされ方である。元々シリーズ化を考えた録音ではなかった証拠といえる。その為フランス発売では纏まって、1956-7年頃に連番ではないバラ3枚で発売された。カサドシュのドビュッシーは米国にこれらの音楽を紹介するという重要な使命を帯びていた。その為あまりに凝った演奏は避けたような気がする。米国の聴衆に受け入れられるように明晰で客観性の高いスタイルで貫かれる。情感はある程度排し辛口といってよい演奏である。当時としては重要な判断であったと思われる。しかし実はこれがその後、世界的に万人に受ける演奏として模範的スタイルとなったのである。フランス人がフランスの聴衆に聴かせる演奏とは同じではない。この演奏こそドビュッシーのピアノ音楽の国際化を目指したスタイルの標準となったと思われる。これはそのVol.2。

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