商品コード:1382-020[PHILIPS] J.ドワイヤン(pf) / ショパン:ワルツ集(全14曲)/ワルツ1~14番
商品コード: 1382-020
商品詳細:ジャン・ドワイヤン( 1907- 1982)は、ご存じ、日本でも人気の女性ピアニスト、ジネット・ドワイヤンの兄である。日本では妹のジネットの方が先に有名になったが、フランスに於いてはジャン・ドワイヤンは1941年から師のマルグリット・ロンの後任としてパリ音楽院の教授に就任し、1977年まで在任した名ピアニストとして名を知られる。1937年にはパリ音楽院からフォーレ賞を贈らている。娘のジュヌヴィエーヴ・ドワイアンもピアニストでピアニスト一家である。ジャン・ドワイヤンの3歳年上には「ラヴェル弾き」ペルルミュテルがいる。ウィキペディアではジャン・ドワイアンという表記になっているがそれは正しくない。正確な発音はドワイヤンで間違いない。ジャン・ドワイヤンはフォーレやラヴェル、フランス近代作品を得意とするピアニストであるが、ここではショパンのワルツを弾いている。フランス人では珍しくベーゼンドルファーを愛用するらしい。ジャン・ドワイヤンは決して派手なスタイルを身上とするピアニスト出はない、いや逆にフランス人としては地味な部類に入るだろう。その為か洒落っ気で聴かせるタイプではない。ドイツ系のような正攻法を身上とするスタイルの持ち主である。丁寧且つ上品な味わいのショパンである。端折らず、崩さず、明晰で透明感のあるタッチである。巨匠の風格のような雰囲気はないが抒情と理性のバランスを大切にした表現力を持つ実力派である。ワルツでは何処をとっても品があり優しい華やぎを持った演奏である。その辺りにフランス人らしさが漂う。クセが強くなく長く付き合えるスタイルのピアニスト!
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