商品コード:1383-059[COLUMBIA] S.フランソワ(pf) / ラヴェル: クープランの墓(全6曲) , 夜のガスパール(全3曲)

[ 1383-059 ] Samson François, Ravel – Le Tombeau De Couperin, Gaspard De La Nuit


通常価格:¥ 44,000 (税込)

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商品コード: 1383-059

作品名:ラヴェル: ピアノ組曲「「クープランの墓」(全6曲)--1.プレリュード--2.フーガ--3.フォルラーヌ--4.リゴドン--5.メヌエット--6.トッカータ | ピアノ組曲「夜のガスパール」(全3曲)--1.「オンディーヌ」--2.「絞首台」--3.「スカルボ」
演奏者:S.フランソワ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 679
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:6 : A面に販売店シール付き
評価/ジャケット:B : 全体に薄く汚れあり
キズ情報:B面5時に1.5cmの軽スレあり・後半微かに~極小レベルで15回程出る→6, A面2時/7時に2mmと1cmの軽スレあり・前半から微かに5+5+4+5+7回出る, 2時に小1+中1回出る溝スレあり→6
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---紺/銀音符内溝, 6時にMade in France, フラット重量, スタンパー/マトリクス:XLX 650 22C/XLX 651 21, 1958年頃の製造分・Pathéプレス(最古)
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), リブレット欠(在庫なし), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(最古), カッサンドル工房のペニョ体を使った4色刷りの秀逸デザイン
トピックス:【初入荷の超希少タイトル!・激レア盤!】---クープランの墓:1957年1月28-31日・4月16日・10月10日・1958年2月25日 パリ・Salle Wagram, 夜のガスパール:1957年3月12日・4月16-17日・1958年2月25日パリ・Salle de la Mutualit・でのモノラル録音, 録音詳細不明, 1958年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 679(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分オリジナル, 当社初入荷の超希少タイトル!, ステレオは存在せず, 盤質7は望むべくもない, 圧倒的演奏!夜のガスパールM.55~第3曲「スカルボ」:1947年9月24日・Paris, Studio AlbertでのSP録音あり演奏:★★★★★+, 音質:★★★★★+

商品詳細:サンソン・フランソワ( 1924-1970)、フランス人に愛されたピアニスト。フランス人の両親の下、1924年独・フランクフルトに生まれる。エコール・ノルマル、パリ音楽院と学び、M.ロン、ルフェビュールに師事。1943年第1回ロン・ティボー・コンクールの優勝者。1970年ドビュッシーの全曲録音の途中、46歳で没。演奏スタイルは、晩年に近づくにつれて、より個性的になった。真の芸術家タイプ。19世紀的なスタイルを'60年代に残し続けたが、酒で命を落とした。彼のショパンには天才の閃きが散りばめられている。即興性も感じられ、自然ながら独創性に満ちている。演奏の歴史を見てもここまでしっかりと伝統的な手法を行いつつ個性を展開するスタイルは他になく天才の域なのだろう。テンポは自在に操るが聴いている方はさほど違和感を感じないという不思議な現象で、普段乗り物酔いに敏感な方がある運転手の時だけ全く問題が起こらないという現象に似ている。勿論ロマンチックであるが必ずしもフランソワの聴かせてやろうとする意図ではなさそうである。感じるままに弾いたら結果的にそうなったにすぎない。だがら大衆的人気の大きなピアニストとは逆のことを平気でやってのける。サビの部分をそっけなくすっ飛ばす。Bメロに対して異常なほどの愛着を寄せるなど、気分が優先する彼独自の感覚の世界に引きずり込まれる。何が起こるか先が読めない面白さ、楽しさこそフランソワが愛される秘密と感じる。一度じっくり聴き終わってもなぜか思い出せない、反復できない。その悔しさ、してやられた感覚こそが彼の持ち味だろう。フランソワを一言で言うなら「デカダンス」という言葉がぴったりくる。しかし決して嫌味ではない愛すべき不健康さが感じられる。しかも意外性、想定外の展開などはフランソワにしかできない世界感!フランソワは特に「自分の感性に合うレパートリー」に集中する傾向が強かった。ラヴェルは彼の個性と完全に重なった領域であった。ドビュッシーよりもさらに「構築的で機械仕掛け的」なラヴェルを自身の感性に重ねて、機械仕掛性を敢えて柔らかく歌わせることでラヴェルへの親和と挑戦の両方を成し遂げた。一般に端正なラヴェル解釈において、敢えて柔らかく華麗さを強調している。直線的、硬直的になりがちなラヴェルに対し敢えてロマン的な解釈を提示した事で冷徹さを避けた人間ラヴェルを表現したと言える。特に初期モノラル録音であるこの2曲は特別に詩情と冷徹さの間を行き来するラヴェル本人を描き出す優れた演奏である。ラヴェル演奏をこの領域にまで高めたピアニストは多くない。晩年愛弟子であるJ.フェブリエがADESに残した全曲録音と比較すれば、フランソワがいかにロマン的であるかが理解される。またフランソワ自身の3枚組の全集録音と比較しても、この2曲のアプローチはラヴェルの演奏史に刻まれるべき特別な録音といえる。

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