商品コード:1383-055p[COLUMBIA] S.フランソワ(pf) / ショパン:Pfソナタ2番Op.35「葬送行進曲」, Pfソナタ3番Op.58

[ 1383-055p ] Samson François, Chopin ‎– Sonate N°2 Marche Funebre Sonate N°3


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商品コード: 1383-055p

作品名:ショパン:Pfソナタ集/Pfソナタ2番Op.35「葬送行進曲」 | Pfソナタ3番Op.58
演奏者:S.フランソワ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 1030
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:B : 目立つシワあり
キズ情報:両面中央に無音の溝スレ跡あり
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・オリジナル】---紺/銀音符段なし, 6時にMade in France, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:XLX 1216 21/XLX 1217 21, 1965年頃の製造分・Pathéプレス(フランス・モノラル最古), 段付きレーベル存在せず
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---棒付薄手ボード(細目紙薄手・ツルツル表面), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし(フランス・モノラル最古), 棒付厚手ボード存在せず
トピックス:1964年3月/5月パリ・サルワグラムでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, フランスでは1965年Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi によりコピーライト登録・同年仏COLUMBIAからモノラル:FCX 1030(当装丁)にて初リリース, 同年ステレオがSAXF 1030(紺/銀段なしレーベル・棒付薄手ボード・小型ステレオ・シール付きジャケット)にて初リリース→ステレオはCCA 1030(紺/銀段なし)→CVB 1030→CVC 1030→CVL 1030と変遷する, Pfソナタ2番は旧モノラル録音存在する(FCX 501), これはモノラルオリジナル, モノラルの再版はないと思われる, モノラルは当番号のみ存在し1970年代には存在せず, ステレオは3万円はする高額盤, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:人気のステレオSAXF 1030は高価でレア!再版のCCA 1030、CVCとなお人気は高い。モノラル・オリジナルを聴く限り、何故そのような現象が起きるのか不思議。骨太で実在感のあるピアノの音は、こちらの方が生に近いのでは!と思う。倍音もよく出ており、鍵盤がはじかれる時の第2、3波の衝撃音さえ確認できる。フランソワのショパンを味わうに最も適したプレスと思うのは私だけだろうか。このピアノの音を否定する方は、何を肯とされるのか聞いてみたい。ステレオ第一主義の方に是非聴いていただきたい。サンソン・フランソワ( 1924-1970)、フランス人に愛されたピアニスト。フランス人の両親の下、1924年独・フランクフルトに生まれる。エコールノルマル、パリ音楽院と学び、M.ロン、ルフェビュールに師事。1943年第1回ロン・ティボー・コンクールの優勝者。1970年ドビュッシーの全曲録音の途中、46歳で没。演奏スタイルは、晩年に近づくにつれて、より個性的になった。真の芸術家タイプ。19世紀的なスタイルを'60年代に残し続けたが、酒で命を落とした。彼のショパンには天才の閃きが散りばめられている。即興性も感じられ、自然ながら独創性に満ちている。演奏の歴史を見てもここまでしっかりと伝統的な手法を行いつつ個性を展開するスタイルは他になく天才の域なのだろう。テンポは自在に操るが聴いている方はさほど違和感を感じないという不思議な現象で、普段乗り物酔いに敏感な方がある運転手の時だけ全く問題が起こらないという現象に似ている。勿論ロマンチックであるが必ずしもフランソワの聴かせてやろうとする意図ではなさそうである。感じるままに弾いたら結果的にそうなったにすぎない。だがら大衆的人気の大きなピアニストとは逆のことを平気でやってのける。サビの部分をそっけなくすっ飛ばす。Bメロに対して異常なほどの愛着を寄せるなど、気分が優先する彼独自の感覚の世界に引きずり込まれる。何が起こるか先が読めない面白さ、楽しさこそフランソワが愛される秘密と感じる。一度じっくり聴き終わってもなぜか思い出せない、反復できない。その悔しさ、してやられた感覚こそが彼の持ち味だろう。フランソワのショパンを一言で言うなら「デカダンス」という言葉がぴったりくる。しかし決して嫌味ではない愛すべき不健康さが感じられる。しかも意外性、想定外の展開などはフランソワにしかできない世界感!ソナタ2曲は1964年にパリで録音された。フランソワは持前の即興性を生かしてスリリングな演奏を聴かせてくれる。旋律の崩し方、テンポの細かい揺らし、間の取り方は絶妙であり、これぞフランソワ節炸裂!

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