商品コード:1383-054pb[COLUMBIA] S.フランソワ(pf) / ショパン:即興曲1~3番, 幻想即興曲, バラード1~4番

[ 1383-054pb ] Samson François, Chopin – Les Quatre Ballades - Les Quatre Impromptus


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商品コード: 1383-054pb

作品名:ショパン:即興曲第1番Op.29, 即興曲第2番Op.36, 即興曲第3番Op.51, 幻想即興曲Op.66(即興曲 第4番), バラード1番ト短調Op.23 |バラード第2番ヘ長調Op.38, バラード第3番変イ長調Op.47, バラード第4番ヘ短調Op.52
演奏者:S.フランソワ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 729
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのカップリング追加の12"のオリジナル】---紺/銀音符段付, 6時にMade in France(ラウンド銀文字), グルーヴガード厚手, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:XLX 693 21C/XLX 693 21B, 1959年頃の製造分・Pathéプレス(フランス・12"の最古), 12"に内溝フラット盤存在せず
ジャケット:【フランスでのカップリング追加の12"のオリジナル】---棒付厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(フランス・12"の最古), 裏文字なしジャケット存在せず
トピックス:バラード:1954年10月/即興曲:1957年11月パリ・サル・ドゥ・ラ・ミュチュアリテでのモノラル録音, バラード4曲は1955年頃Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marconi. Paris にてコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FC 1041(10''・紺/銀音符内溝レーベル・フラット盤・ペラジャケット入り)で初リリース, 1959年頃バラード4曲+即興曲4曲がカップリングされ12"として仏COLUMBIA:FCX 729(当装丁)にて初リリース→1963年頃FCX 30180→1968年頃FCXPM 30180→ 1973年頃2C 061-12064---と変遷する, FCX 729にはフラット盤は存在しない, 正規盤とは別ルートで会員向け限定版としてリリースされたクラブ盤のLe Club Français Du Disque:番号なしが同一内容で存在する・同じ時期と思われる, バラード4曲は10"が初出で12"では再版となるが即興曲には10"/旧番号は存在せず当12"のFCX 729が初出となる, フランソワのショパンは12"の棒付ボード・ジャケットで揃う, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:サンソン・フランソワ( 1924-1970)、フランス人に愛されたピアニスト。フランス人の両親の下、1924年独・フランクフルトに生まれる。エコール・ノルマル、パリ音楽院と学び、M.ロン、ルフェビュールに師事。1943年第1回ロン・ティボー・コンクールの優勝者。1970年ドビュッシーの全曲録音の途中、46歳で没。演奏スタイルは、晩年に近づくにつれて、より個性的になった。真の芸術家タイプ。19世紀的なスタイルを'60年代に残し続けたが、酒で命を落とした。彼のショパンには天才の閃きが散りばめられている。即興性も感じられ、自然ながら独創性に満ちている。演奏の歴史を見てもここまでしっかりと伝統的な手法を行いつつ個性を展開するスタイルは他になく天才の域なのだろう。テンポは自在に操るが聴いている方はさほど違和感を感じないという不思議な現象で、普段乗り物酔いに敏感な方がある運転手の時だけ全く問題が起こらないという現象に似ている。勿論ロマンチックであるが必ずしもフランソワの聴かせてやろうとする意図ではなさそうである。感じるままに弾いたら結果的にそうなったにすぎない。だがら大衆的人気の大きなピアニストとは逆のことを平気でやってのける。サビの部分をそっけなくすっ飛ばす。Bメロに対して異常なほどの愛着を寄せるなど、気分が優先する彼独自の感覚の世界に引きずり込まれる。何が起こるか先が読めない面白さ、楽しさこそフランソワが愛される秘密と感じる。一度じっくり聴き終わってもなぜか思い出せない、反復できない。その悔しさ、してやられた感覚こそが彼の持ち味だろう。フランソワのショパンを一言で言うなら「デカダンス」という言葉がぴったりくる。しかし決して嫌味ではない愛すべき不健康さが感じられる。しかも意外性、想定外の展開などはフランソワにしかできない世界感!バラードは1954年の録音で翌年10"でリリースされた。1957年即興曲が録音され、両曲がカップリングされて12"としてリリースされたのが当12"である。即興曲によりフランソワ節が顕著に表れる。全体に軽さがあるが、単純な軽さだけではない。コントロールされたテンポに瞬間的に気分が変わるマジック!タメを利かせて鷹揚となるも、突然猫の目のように変化し、揺さぶりをかけられる聴き手はたちまち術にはまってしまうのである。即興曲に10"は存在せず、12"が初出となる。

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