商品コード:1383-038b[SUPRAPHON] J.フェレンチク/ ベートーヴェン:交響曲4番Op.60, シュテファン王Op.117~序曲

[ 1383-038b ] Beethoven, Czech Philharmonic Orchestra Conductor János Ferencsik ‎– Symphony No. 4 / König Stephan Overture


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商品コード: 1383-038b

作品名:ベートーヴェン:交響曲4番Op.60--1.Adagio. Allegro Vivace--2.Adagio-- | --3.Menuetto. Allegro Vivace. Un Poco Meno Allegro--4.Allegro Ma Non Troppo, 付随音楽「シュテファン王」Op.117~序曲
演奏者:J.フェレンチク指揮チェコpo.
プレス国:旧チェコ・スロバキア, Czechoslovakia
レーベル:SUPRAPHON
レコード番号:SUAST 50421
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧チェコ・スロバキアでの輸出仕様・ステレオ・第2版】---赤/銀SC逆内溝, 12時にMade in Czechoslovakia, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:E 87 C D/E 88 E C, 1964年頃の製造
ジャケット:【旧チェコ・スロバキアでの輸出仕様・ステレオ第2版】---折返表コートペラ, 1時に小型金ステレオ・シールノコピー付き, ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし(輸出仕様ステレオ最古)
トピックス:1962年またはそれ以前のモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1962年頃Supraphon a.s.によりコピーライト登録・同年輸出仕様:SUA 10421/SUAST 50421(赤/黒ライオン・フラットレーベル・当ジャケット入り)にて初リリースと思われる(未入荷)→1964年頃赤/銀SCレーベル・当ジャケット入り→1967年頃赤/銀SCレーベル・小型金ステレオシール付きジャケット入り(当アイテム)---と変遷する, 国内仕様:DV 5839/SV 8044, J.フェレンチェクはSUPRAPHON最初のベートーヴェン交響曲全集で2・4番の2曲を担当, その後フェレンチクは故国ハンガリーに帰国してHUNGAROTONで全曲録音を果たした, これは1964年製造のステレオ・第2版盤が同じ頃製造の第2版ジャケットに入るケース, 赤/黒ライオン・フラット盤は未入荷で存在は未確認(理論上存在する), 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細:チェコSUPRAPHONで最初に単独ベートーヴェン全集を作ったのはP.クレツキだった('60年代中頃)。それ以前は別々の指揮者で一応全曲揃っていた。2・4番を担当したのがハンガリー出身のヤーノシュ・フェレンチク。1960~67年ブダペスト・オペラo.、ハンガリー国立po.等の首席を務めた。チェコ録音は珍しい。2番は1962年の発売。客演で西側へ出なかった為、知名度は低いが外へ出たショルティ以上の実力と信じる。チェコpo.を明るく元気に鳴らし、2番を熱演。SUAST 50025が輸出仕様のステレオ初出番号で、その後SUAST 50367に変更される。フェレンチクが何故SUPRAPHONレーベルに録音したのか不明。ヤーノシュ・フェレンチク(1907 - 1984)はハンガリー・ブダペストに生まれの指揮者。ブダペスト国立音楽院で学び、オルガン演奏と作曲を専攻した。20歳でブダペスト国立歌劇場に入団し、リハーサルコーチを務めた。この役職で1930年から1931年にかけてバイロイト音楽祭に参加した。1952年から1984年までハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団の指揮者を務めた。1957年から1973年までブダペスト歌劇場の音楽監督を務め、1978年から1984年まで同劇場に復帰した。1960年から1967年までブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めた。フェレンチクはHUNGROTONで最初にベートーヴェン:交響曲全集を録音した指揮者である。1958年に1度SUPRAPHONにヘンデルの協奏曲を録音していた。そしてこのベートーヴェン:交響曲2番はSUPRAPHONでの2度目の録音となる。3度目はベートーヴェン:交響曲4番を録音している。1950年代~60年代、東欧圏では相互協力による録音交換が盛んであり、フェレンチクは以前よりチェコ楽壇と交流があり、ターリヒ門下生ネットワークやプラハの春音楽祭出演を通じてチェコ側と強い信頼関係を築いてた。実際戦後は「プラハの春」音楽祭への常連出演者で、チェコ・フィルとの客演も多く、プラハ楽壇との交流は長年続いていた。SUPRAPHONが計画した複数指揮者によるベートーヴェン:交響曲全集の2番担当として、チェコpo.に招かれたというのが録音に至った経緯ではないだろうか? 正式な交響曲全集ではないが、アンチェルが1/5番 、フェレンチクが2/4番、マタチッチが3番、シェイナが6番、ジョルジェスクが7番、H.アーベントロートが9番、メランが1/8番と1960年代前半までに全9曲がチェコ録音で揃っている。これを交響曲全集として扱ったことはないがSUPRAPHONとしてはドヴォルザーク同様に体裁は整えたようである。チェコ人以外がフェレンチク、マタチッチ、ジョルジェスクと3人いて、東欧圏としての作戦だったようである。フェレンチクの2番は1961年でチェコpo.を振り、かなりリラックスしたスケールの大きなゆったりした演奏である。当時のチェコpo.の弦楽の良さが際立つ。誰が振っても水準以上のクオリティが約束されているのはまるでウィーンpo.のようである。マイナーな2番だが、この演奏なら迷わずお勧めできる!

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