商品コード:1383-035n[SUPRAPHON] V.ノイマン/ ドヴォルザーク:交響曲4番Op.13
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商品詳細:SUPRAPHONでドヴォルザーク交響曲全集のステレオ録音が揃って出たのは、1970年代に入って、1974年にノイマン/チェコpo.の全集が出たのが初だった。それ以前には複数指揮者による全集らしき録音があり、それは当初から意図された企画ではなく1960年代に入り欠番を埋めて単純に全ての曲の録音が出揃ったに過ぎない程度の物だった。それが理由で9番「新世界より」は1940年代録音のターリヒの歴史的名演だった。この最初のシリーズではノイマンが1/2/4番の3曲、アンチェルが6/9番、スメターチェクが3番、K.シェイナが5/6/7番、8/9番がターリヒという全容である。全体に古き良きチェコの気分が味わえる大変ロマンチックな演奏であった。但しやり過ぎない良さがあり、大人しい自然体の美しさがある。ノイマンが担当した3曲の中で4番が最後の1959年録音で、この4番だけモノラル/ステレオ録音である。4番のオケであるプラハ交響楽団は1934年にFOK交響楽団として設立。FOKとは「Film-Opera-Koncert」の略で、設立当初は映画音楽を中心的に行っていた。1952年にプラハ市公認オーケストラとなり、プラハ市立交響楽団となったが後にプラハ交響楽団(プラハso.)となる。初代首席指揮者はヴァーツラフ・スメターチェクで1942年 - 1972年を務めた。ノイマンは客演である(3曲とも)。ノイマンはこの時点では1957年から1964年までベルリン・コーミッシェ・オーパーの首席指揮者を務めていた。1964年からライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の音楽監督およびライプツィヒ市の音楽監督に就任し、ETERNAへ多くの名演を残したことはよく知られている。ノイマンのドヴォルザーク:交響曲は当時のチェコの雰囲気をよく伝える穏やかな気分の中にもピリリとしたものを感じる演奏。交響曲第4番は1874年作の33歳の作品。ニ短調で始まるが全体に穏やかさが感じられ、ボヘミヤ的な色彩は強くなく、リストやワーグナーの作品から学んだ語法が試されている。これはブラームスによって高く評価され奨学金を受け取れるようになった。4番は若書きの秀作ではなく、完全な交響曲としての完成度を高めてゆく過程が感じられる曲である。6番以前の交響曲があまり聴かれない中でノイマンの4番等が良い機会ではないだろうか?ノイマンの演奏は、スラヴ的な「民族的情緒」がたっぷりと感じられる名演!
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