商品コード:1383-023b[SUPRAPHON] K.アンチェル/ ストラヴィンスキー:春の祭典(1947年版)

[ 1383-023b ] Igor Stravinsky - Czech Philharmonic Orchestra , Conductor Karel Ančerl – Le Sacre Du Printemps


通常価格:¥ 5,500 (税込)

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商品コード: 1383-023b

作品名:ストラヴィンスキー:春の祭典(1947年版)/第1部 大地の礼賛~1.序奏--2.春のきざし--3.誘拐--4.春の輪舞--5.敵の部族の遊戯--6.長老の行進、7.長老の大地への口づけ、8.大地の踊り | 第2部 生贄の儀式~1.序奏--2.乙女の神秘的な踊り--3.選ばれし生贄への賛美--4.祖先の召還--5.祖先の儀式--6.生贄の踊り
演奏者:K.アンチェル指揮チェコpo.
プレス国:旧チェコ・スロバキア, Czechoslovakia
レーベル:SUPRAPHON
レコード番号:SUAST 50487
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧チェコ・スロバキアでの輸出仕様・ステレオ・オリジナル・タイプ】---赤/銀SC逆内溝, 12時にMade in Czechoslovakia, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:E 245 D B/E 245 H A1B, 1968年製造分, Manufacturing Date Code:68.1
ジャケット:【旧チェコ・スロバキアでの輸出仕様・ステレオ・オリジナル】---折返表コートペラ, 小型金ステレオシール付き, ⓅなしⒸ1963, ジャケ裏年号:なし(輸出仕様・ステレオ最古)
トピックス:【入荷の少ない希少タイトル!】---1963年1月15-16日・3月4-7日プラハ・芸術家の家(ルドルフィヌム)・ドヴォルザーク・ホールSUPRAPHONスタジオにてモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1963年Supraphon A. Sによりコピーライト登録・同年SUPRAPHONから輸出仕様: SUA 10487/SUAST 50487(当装丁・1963年プレス)にて初リリース, 1964年国内仕様:DV 5996/ SV 8123(未入荷)にて初リリース, これは1968年製造の輸出仕様のステレオ・オリジナル・タイプ, 実際1963年製造のプレスは滅多にないと思われる, SUPRAPHONは同一番号・同一レーベルで毎年プレスを続けるので初年度製造分は滅多に無いのが実情, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:アンチェルのストラヴィンスキーは過去に「エディプス王」、「結婚」、「ペトルーシュカ」、「ミサ」、「詩篇交響曲」、「Vn協奏曲」など'60年代に録音していた。「春の祭典」は1963年録音。オケのパワーに物を言わせたアメリカ系の演奏はそれなりに爽快ではあるが、勿論アンチェルはそうではない。自演などと比較しても上品この上ない。弦のなんと滑らかなこと。個人的に最高ランクの「ハルサイ」。知的であり血の通った温かい演出。珍しいタイプである。カレル・アンチェル(1908-1973)は南ボヘミア地方の裕福なユダヤ人一家に生まれた。そのことがアンチェルの人生に暗い影を落とす。ユダヤ系であった為に、ナチスに家族全員収容所に入れられる。収容所を転々とした挙句、1942年、アンチェルの両親と妻と子供は、アウシュヴィッツでドイツ兵によって虐殺される。そして、アンチェルは、テレジンの収容所でひとり終戦を迎えた。終戦後、崩壊寸前だったプラハ放送交響楽団を2年で世界的なオーケストラに仕立て上げ、1950年にはクーベリックの去った後こちらも悲惨な状況にあったチェコ・フィルに就任、4、5年で世界的水準にレベルアップさせた。'50年代後半には一流オケとして世界中を演奏旅行に出掛ける。日本への来日は1959年、そのとき偶然ウィーン・フィル初来日が重なったが、その時のチェコ・フィルの充実したアンサンブルはウィーン・フィルを凌いでいたという。1968年、チェコで起こった自由化・民主化の運動を鎮圧させる為に、ソ連はワルシャワ条約機構軍を進駐させた。いわゆるチェコ事件である。そのときたまたまアメリカ演奏旅行中だったアンチェルは、かねてよりチェコ政府に対して反感を抱いていたこともあり、チェコ・フィル、プラハ音楽アカデミー教授を捨ててカナダに亡命する。そして前指揮者の退任が決まっていたトロント交響楽団に着任する。が、その後は肝臓疾患と糖尿病に苦しみ、ほとんど目立った活躍をすることなく、1973年に異国の地でこの世を去る。65歳だった。代表作である「新世界より」は圧倒的な人気を誇り、アンチェルは日本でブレイクした。アンチェルが去った後、チェコ・フィルがあの輝きを取り戻すことはなかった。悲惨な人生を体験したアンチェルの音楽は押しなべて優しく感じる。上品であり押し付けがない。ターリヒと並び称されるべき指揮者だろう。比較的穏やかな演奏で知られるアンチェルの中で「春の祭典」だけは特別である。全体的に速めのテンポで、意外なほど鋭く激しい演奏である。アンチェル・ファンでなくとも満足いただける演奏である。但し1963年頃のプレスが最初なので1960年前後のような重低音は流石に出てこない。

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