商品コード:1383-011[COLUMBIA] H.v.カラヤン/ モーツァルト:魔笛(全曲)
商品コード: 1383-011
商品詳細:五味康祐「西方の音」11でカラヤンには、こうある。『カラヤンの指揮に、私が最初に聴き惚れたのは「フィガロの結婚」で、ついで「魔笛」を聴くに及び、これほど美しい歌劇(モーツァルトの)を聴かせてくれる指揮者は当代、他にあるまいと思った』。Penguin Guideでも『カラヤンの1950年モノ盤のウィーン・スターツ・オペラのキャストは、これまでの録音で比肩するものがない。Irmgard SeefriedとAnton Dermotaはどちらも輝くばかりの美しさと、偉大な性格描写をもって歌っている。Wilma Lippの夜の女王には感嘆させられるし、Erich Kunzのパパゲーノは、人から人へ笑いを伝染させる歌いぶりだ。そしてLudwig Weberのザラストロは、賞賛に値する。会話は収録されていないが、それを差し引いても素晴らしいモーツァルトの饗宴である。モノ・サウンドはなお驚くほどヴィヴィッドで、プレゼンスに溢れている』。カラヤンは1980年ベルリンpo.と再録音しているが、非常に長い間、カラヤンの1950年「魔笛」は超が付く名盤であった。何よりウィーン楽友協会で録音しており、ウォルター・レッグがプロデュースしている録音である。当時最高に贅を尽くした録音である。今聴いても素晴らしい音質でモノラル・オーディオファイルといえる。夜の女王はウィルマ・リップ(1925-?)。リップは1955年DECCAのベーム指揮でも夜の女王を務めるが、5年早いこちらが断然良いともっぱらの評判である。他にもアントン・デルモタ、ジョージ・ロンドン、イルムガルト・ゼーフリートなど欧州から最強メンバーを集めての布陣である。オケでカラヤンに「?」の方でもオペラでキャストを含めカラヤンの力に敵う指揮者はいなかったのである。1960年代では考えられない贅沢なキャストである。今聴いてもこれは凄いと唸ってしまう内容であることは間違いのない事実。古いという感じは一切なく活き活きとしたモーツァルトが踊り出すように展開する。今でも輝きを失わない本物の名盤!残念ながら状態の良い盤はほとんどないのが現状。英国盤とフランス盤が双璧!
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