作品名：ヴィヴァルディ:Fl協奏曲集Op.10～第1番 ヘ長調「海の嵐 (La Tempesta di Mare)」 RV.433 .P.261, ～第2番 ト短調「夜 (La notte)」 RV.439 P.342 | ～第3番 ニ長調「ごしきひわ (Il gardellino)」 RV.428 P.155, ～第5番 ヘ長調 RV.434 P.262, ～第6番 ト長調 RV.437 P.105

レーベルタイプ：【フランスでのオリジナル・タイプ】---灰/黒竪琴段内溝, 9時にMade in France, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:CAL 1620 A /CAL 1620 B(手書き), 1977年頃の製造分・MPOプレス(最古)

ジャケット：【フランスでのオリジナル・タイプ】---両面コートペラ, Gravure Universelle, Ⓟ1977Ⓒなし, ジャケ裏年号:なし(最古), 見開ジャッケットも存在する

トピックス：【初入荷の希少タイトル】---1977年5月フランス・ヴァルドワーズのアニエールシュルオワーズのシトー会ロワイモヨン修道院(Abbaye De Royaumont)でのステレオ録音, 録音技師:Georges Kisselhoff, プロデューサー:Jacques Le Calvé, 1977年頃Arpègeによりコピーライト登録・同年CALLIOPE:CAL 1620(当装丁)にて初リリース, 当社初入荷の希少タイトル, CALLIOPEのプレスは同時期に2種以上ありIPG系/MPOプレスが灰/黒竪琴浅レーベルでアズキ/白竪琴レーベルがERATO/PHILIPSプレスと大別される, 厳密な順番があるか不明だが一応灰/黒竪琴浅レーベルが初期と考えられる(100%ではない)・何方か片方のみのプレスの場合と2～3種混在する番号がありプレスの順序付けは難しいのが実情, 黒竪琴浅レーベルにも数種あり, これは自社特約工場を持たないため起こる現象, CALLIOPEはフランス・マイナーレーベルの中でも特に高音質録音で知られるレーベル, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★★

商品詳細：リュック・ユルバン。1970年代CALLIOPEをメインに仏マイナー・レーベルで活躍したフルート奏者。バッハのソナタ集やモーツァルトの四重奏集がある。フランス人指揮者アラン・ブルフロワがチェコスロバキア室内o.プラハを振ったフランスでの録音。1970年代フランスのレーベルであるCALLIOPEはタリフQt.(ターリヒQt.)等をフランスに招き多くの録音を行った。チェコスロバキア室内o.プラハも数点の録音をCALLIOPEに行っている。これはヴィヴァルディの中でも最も有名な6曲1セットのフルート協奏曲集Op.10～全6曲を収録している。Op.10には「海の嵐」、「ごしきひわ」、「夜 」など副題の付いた作品が3曲もあり、フルート奏者にとっては重要な作品集である。これらは高度な技巧を要求され、フルート奏者にとっては憧れを持つ作品集に違いない。(有)日本フルートクラブ出版の難易度表ではB/CランクでCが最も難易度が高い。確かにバロック期としてはあり得ないほどのソロが展開されるスリリングな曲であることは確か。フランス人のユルバンの音はランパルほど明るすぎず、かといってドイツ系奏者ほど渋すぎない、適度な音色であり、豊かな表現力でこれらヴィヴァルディの名作を如何にもヴィヴァルディらしく演奏している。アラン・ブルフロワ/チェコスロバキア室内o.プラハの質の高い演奏も美しい。勿論、音質も非常に良いステレオ・オーディオファイルLP。パリの北約30 kmにあるヴァルドワーズのアニエールシュルオワーズの近くにある、かつてのシトー会のロワイモヨン修道院での録音。チェコスロバキア室内o.プラハは、同じプラハにある、プラハ室内o.とは別の団体。

L.ユルバンの在庫一覧へ