商品コード:1384-032[Concert Hall] N.マガロフ(pf) / ドビュッシー:Pf作品集
商品コード: 1384-032
商品詳細:ニキタ・マガロフ(1912- 1992)はサンクトペテルブルクでグルジア-ロシア系貴族の家に生まれる。一般にロシア人と認知されているが、マガロフ家はロシアへ帰化したグルジア人である。1918年に家族とロシアを離れ、最初にフィンランドに移民し、後にパリへ移った。生地でピアノをアレクサンドル・ジロティに、その後パリでイシドール・フィリップについて学ぶ。ロシアンスクール出身ではない。ヴァイオリニストのヨーゼフ・シゲティの伴奏者を務めたことが縁でその娘婿となり、ジュネーヴ湖畔に住まいを構えた。1949年に畏友ディヌ・リパッティが病に倒れると、その後任教授として1960年までジュネーヴ音楽院に勤め、マリア・ティーポやライオネル・ログ、マルタ・アルゲリッチらを育成した。また、彼の友人にはモーリス・ラヴェルやセルゲイ・プロコフィエフがいる。1937年からソリストとして本格的な活動に入り、亡くなる直前まで演奏活動を続けた。---Wikipedia--- マガロフのスタイルはアレクサンドル・ジロティの影響が濃厚と言われる。ジロティは大元を辿ればショパンに行き着く。ショパン弾きは世界に大勢いるがマガロフ程の格調の高さを持つショパン弾きは類を見ない。あのコルトーでさえ、サロン音楽の王ではあるがマガロフ程の格調はない。数あるショパン弾きの中でもその清廉さにおいて右に出るピアニストはいないのではないだろうか? これほどの大物だが、まだまだその存在が知られているとは言い難い状況である。マガロフは1950年頃からDECCAに籍を置いていたが1960年初頭からPHILIPSに移籍する。1964年からはConcert Hallに並行して活動していた。PHILIPSでの1974-1978年に録音されたショパンのピアノ・ソロ作品全集は全205曲を有する、ほぼ完全な一人全集で、マガロフはショパン直系の弟子筋にあたり、この偉業は特にプロのピアニストからの評価が高いようである。Concert Hallではある程度自由な活動ができたようでPHILIPSでは録音しなかったドビュッシー:Pf作品集に挑戦している。マガロフとしては貴重な珍しい録音だが、聴いてみるとなかなかの素敵な1枚になっている。録音時56-7歳頃だが、指は驚くほど軽やかに華麗に回る。アンニュイな表情がとても良く、ドビュッシー弾きと言っても良いほどの練達ぶりである。完全なマーク外なLPだけに意外なほどの掘り出し物である。穏やかでふんわりとしたピアノを聴きたい方にぴったりの1枚!大推薦!
N.マガロフの在庫一覧へ









