商品詳細：作曲家ジョルジュ・ミゴー(1891-1976)といえば、J.エマール(pf)が仏LUMENに録音したバラ2枚組のLP「LE ZODIAQUE」ゾディアックで一躍有名な作曲家の仲間入りを果たしたフランス人。ミゴーは画家、詩人などの肩書も持つ芸術家。彼が作曲した曲は100点を超える数である。中でも室内楽が最も多い。このLPに録音されたピアノ・トリオは1918年の作と思われる。世界初録音の可能性もある。録音は1976年プロヴァンスにあるHMのスタジオ。ピアノの伴奏に乗せてヴァイオリンが幻想的に歌うテーマのあと、ヴァイオリンに代わりチェロがやや暗調な旋律でソロを取るがまたヴァイオリンが現れて3者の合奏となる。ロマン風であり幻想性豊かなミゴーらしい作品。フランス作品に抵抗ない方なら誰でも受け入れられる曲である。ジャケ写真に写るのはジョルジュ・ミゴー本人だろう。トリオの写真はジャケ裏にある。ピアノは女性ピアニスト、マリー・クロード・シャヴァリエ・デュメ。ヴァイオリンはクロード・バルドン、チェロがアラン・クールモン。ライナーノーツを著名な近代作曲家アンリ・ソーゲが書いている。珍しい作品にしてなかなかの良曲であり、納得の秀演。

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