商品コード:1385-037p[PHILIPS] ジュリアードQt. / 新ウィーン学派の弦楽四重奏曲集/シェーンベルク:4番Op.37, ヴェーベルン:5つの楽章Op.5, ベルク:弦楽四重奏曲Op.3
商品コード: 1385-037p
商品詳細:ジュリアード弦楽四重奏団は1946年にニューヨークのジュリアード音楽院の校長だった作曲家、ウィリアム・シューマンの提唱により、ジュリアード音楽院の教授らによって結成された。完璧なアンサンブル、緻密で明快な音楽解釈、高度な統一感のもたらす音楽表現の広さにより、現代の弦楽四重奏団の最高峰の一つとされている。バルトーク以降の現代音楽で積極的に演奏を行うほか、モーツァルトやベートーヴェンなどの古典でも演奏を残している。またバルトークやヒンデミット、エリオット・カーターなど、近現代の作曲家の全集を録音するなどレパートリーは広く、20世紀後半以降の音楽界への貢献は大きい。メンバーを何度も変更しながら現在も存続している歴史ある団体である。創設メンバーは第1Vn:ロバート・マン(在任・1946-1997)、第2Vn:ロバート・コフ(在任・1946-1958)、Va:ラファエル・ヒリヤー(在任・1946-1969)、Vc:アーサー・ウィノグラード(在任・1946-1955)。この録音は初期の1952年モノラル録音で全員創設メンバーによる録音である。ジュリアードQt.は早い時期から現代音楽の録音を積極的に行っており、ジュリアードQt.なくして現代作品の普及はなかったといっても過言ではない。バルトークの弦楽四重奏曲の全曲録音は3回もあり、普及に大きく貢献している。シェーンベルクの弦楽四重奏曲はこの1回だけだが、1936年にロサンゼルスにて作曲され、コリッシュ四重奏団により初演された。1937年1月にSPで録音された。LPによる録音ではジュリアード弦楽四重奏団が1951–52年にシェーンベルクの弦楽四重奏曲全集を米コロンビアに録音している。4番もそこに含まれる。ジュリアード弦楽四重奏団は頻繁にシェーンベルクと面会し演奏方法等の助言をもらっていた。そういう意味でジュリアードQt.こそがシェーンベルクのスぺシャリストといって過言ではない。ヴェーベルン、ベルクも同年に録音されており、この1枚は「新ウィーン学派・弦楽四重奏曲集集」というモノラル初期の画期的な録音集であった。
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