商品コード:1385-028[PHILIPS] P.カザルス(vc) I.スターン, A.シュナイダー(vn) 他 / ブラームス:弦楽六重奏曲1番Op.18

[ 1385-028 ] Brahms, Pablo Casals, Alexander Schneider, Milton Katims, Milton Thomas, Isaac Stern, Madeline Foley – Sextuor à cordes N°1


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商品コード: 1385-028

作品名:ブラームス:弦楽六重奏曲1番Op.18/--1.Allegro Ma Non Troppo--2.Andante Ma Moderato-- | --3.Scherzo (Allegro Molto)--4.Rondo (Poco Allegretto E Grazioso)
演奏者:P.カザルス(vc)I.スターン, A.シュナイダー(vn)M.ケイティムズ, M.トーマス(va)M.フォーリー(vc)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:L 01170 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの第2版】---赤白/黒Trésors Classiques外溝, 外周5mmの盛上り, 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤)・端はナイフエッジに近い, スタンパー/マトリクス:1L D4/2L D1, 1959年頃製造分
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---Hommageシリーズ・三方開両面厚紙背灰色布貼, Hommage A Pablo Casals, Volume 2, ジャケ裏年号:なし, ⓅⒸなし(フランス最古)
トピックス:1952年6月23日フランス・プラド・サン・ミシェル・ド・キュクサ修道院にてカザルス音楽祭でのモノラル・ライブ録音, 米COLIMBIA音源, 録音詳細不明, 米国では1953年Columbia Masterworksによりコピーライト登録・同年米COLIMBIA:ML 4713(紺/銀レーベルフラット盤・厚紙ジャケット入り)にて初リリース, フランスでは1958年頃Hommage A Pablo Casals, Volume 2として仏PHILIPS:L 01170 L(赤/銀Minigrooveレーベル・フラット盤・当ジャケット入り)にて初リリース→1959年頃赤白/黒Trésors Classiques外溝レーベル・厚手盤・当ジャケット入り(当アイテム)に変更される, これは1年遅れの第2版だが音質差はほぼないと思われる, オランダでは1958年頃PHILIPS:A 01170 L(アズキ/銀Minigrooveレーベル・フラット盤・表コートペラジャケット入り)にて初リリース, 弦楽六重奏曲2番は未録音

商品詳細:プラド・カザルス音楽祭は毎年7月末から8月中旬までカニグー山のふもとのサン・ミシェル・ド・キュクサ修道院で行われる。カザルスは1939年、スペイン内戦の勃発でフランス・プラドへ亡命し、戦後になってもフランコ政権が容認されている事態に失望を込めて公開演奏の停止を宣言していた。第二次世界大戦後、復帰を求める声が高まったがカザルスは拒否していた。そこで友人のブダペスト弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者であるヴァイオリニスト、アレクサンダー・シュナイダーは、わざわざプラドへ出掛け、多額の謝礼まで申し出て説得したがカザルスは承諾しなかった。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ没後200年にあたる1950年にフランスのプラドで音楽祭を開くことを提案し、カザルスも受け入れた。1950年は主にバッハ作品を演奏し資金援助した米国のレーベルCOLUMBIAによって録音され、10枚のLPン手発売された。カザルスは、プラド祝祭管弦楽団を率いて、管弦楽組曲やブランデンブルク協奏曲、ヴァイオリン協奏曲などを演奏した。1951年は何故か場所をフランス領カタルーニャのペルピニャンのマヨルカ王宮に場所を移して行われ、モーツァルト、ベートーヴェンが中心に据えられた。1952年には元のプラドに戻り、ブラームス、シューベルトなどが中心に演奏された。カザルスの最後の音楽祭出演は90歳記念の1966年だった。プラド・カザルス音楽祭は現在でも存続していると思われる。このブラームス:弦楽六重奏曲1番もそのような環境で1952年6月にプラドで録音された。メンバーは演奏者欄の6人で提唱者であるアレクサンダー・シュナイダーも参加したライブ録音。カザルスはこの時75才、本人の気迫のこもった重厚なチェロの響きを基本として音楽が成立している。ブラームス:弦楽六重奏曲は、通常、常設のカルテットにヴィオラとチェロを加えて演奏されることが多いので、この演奏は完全なソリスト6人の臨時編成の録音であり、中心がチェロという今まであり得なかった編成である。カザルスが信条とする気迫と剛直に貫かれた個性的演奏である。カザルスの癖がそのまま曲として仕上がったようである。甘さが完全に排除された剛毅な演奏。これをどう見るかは聴く人次第だが、このような演奏がニ度と再現する事がなかった事実からみれば時代と背景を反映した貴重な録音だったといえる。尚カザルスに弦楽六重奏曲2番の録音はない。

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