商品コード:1386-047p[SUPRAPHON] J.パーレニーチェク(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ23番「熱情」, 32番Op.111
商品コード: 1386-047p
商品詳細:ヨゼフ・パーレニーチェク( 1914 − 1991)はボスニアのトラヴニクに生まれのピアニスト。プラハ音楽院でヴィレーム・クルツに師事。1927年から1936年までカレル・ホフマイスターにもピアノを師事し、作曲をオタカール・シーンとノヴァークに学んだ。この間の1935年にスメタナ三重奏団(後にチェコ三重奏団)を結成している。1936年からは奨学金を得てエコールノルマル音楽院に留学し、ディラン・アレクサニアンとピエール・フルニエに室内楽を師事した。また、このときにアルフレッド・コルトーの知遇を得、アルベール・ルーセルにも個人的に作曲を習っている。第二次世界大戦後は、ヨーロッパ、日本、中央アメリカから南アメリカまで演奏活動を行い、1962年にはリオデジャネイロ、1967年にはモントリオールでマスター・クラスを開いた。1962年以来プラハ芸術アカデミーのピアノ科と室内楽科の教授を務めた。1991年、プラハにて没。パーレニーチェクはチェコ人ではないがSUPRAPHONではヤン・パネンカ(1922 - 1999)と並ぶ大物ピアニストであった。近年作曲家としても注目され、パーレニーチェク:チェロとピアノのためのコラール変奏曲等が日本での演目に上がるようになった。チェコ・トリオのメンバーとして名前はよく知られている。A.ポレチェク(Vn)とのベートーヴェン:Vnソナタ全集録音も有名である。パーレニーチェクの芸風はパネンカより派手目で目立つ印象がある。ソロ録音はさほど多くないが、パリ留学の経験が聴かせる演奏という姿勢を作ったようである。チェコ伝統のリズム感・民俗的情緒とフレンチ・ピアニスムの両方を兼ね備えた稀有な存在である。打鍵が深く、豊潤な音を出し、感情の誇張を避け、音楽の内的流れで聴かせる知的で誠実な解釈をするチェコでも異色のピアニスト。ソロ録音でも力を発揮するタイプだが多くはない。ベートーヴェンのソナタ録音はこの1枚だけと思われる。地味なタイプが多いチェコ・ピアノスクールにおいてに国際的教養と技術的確かさを持つタイプのピアニスト。珍しい1枚でお勧め!
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