商品コード:1386-036[SUPRAPHON] スーク・トリオ/ ベートーヴェン:Pf三重奏曲7番Op.97「大公」
商品コード: 1386-036
商品詳細:1961年録音。スークとパネンカ、フッフロというSupでお馴染みのメンバーにより構成されたスーク・トリオ。B面にはメンデルスゾーンの名曲。カザルスのホワイトハウス・コンサートがあり、聴き比べるのも楽しい。ここには'50年代でもなく、'70年代でもない、'60年代のスタイルが生きている。一人一人はチェコの名手であり、適度に唄い、パートを盛り上げるが、3人が一体となった時の調和が素晴らしい。決して抑え込んだのではなく、力を出し切った所に生じる美しい調和がある!。スーク・トリオは1951年にチェコ・プラハで結成され1990年に解散したピアノ・トリオ。メンバーはピアノ:イジー・フビチュカ、ヴァイオリン:ヨゼフ・スーク(1929 - 2011)、チェロ:サシャ・ヴェチュトモフ。メンバ―はスーク以外交代し、ピアノはヤン・パネンカ( 1922 - 1999)に、チェロはヨセフ・フッフロ(1931-2009)に交代した。スーク=パネンカ=フッフロの3人時代が最も録音が多い。LP録音の大半が後期メンバーである。1980年代までは活動していたと思われる。今となっては全員亡くなってしまった。3人共にチェコ生まれの音楽家であり、それぞれがソリストとして大きな名声を博した音楽家たちである。米国に代表される音楽ビジネスを主体としたトリオとは一線を画す、純粋に音楽の愉しみを与えてくれる団体であった。1970年代に入ると、スーク・トリオのような団体は絶滅危惧種となってしまう。その危惧は的中し、1970年代に立ち上がった団体にもはやスーク・トリオのような音楽性を感じることはなかった。1958年、彼らはドイツDGGのためにドヴォルザークの「ドゥムキー」を録音した。これは同レーベル史上初のステレオ録音となった。彼らは偉大なピアノ三重奏曲のほとんどを演奏し、海外ツアーや録音も積極的に行った。彼らはディスク・グランプリを含む数々の賞を受賞した。これはスーク・トリオの最初のSUPRAPHON録音と思われる。SUPRAPHONにはチェコ・トリオという古い団体もあるが、スーク・トリオもSUPRAPHONを代表するピアノ・トリオである。何よりヴァイオリンのヨセフ・スークの音楽性に拠る所が大きい。音楽性の点では当時から第一級の実力を持った団体であった。「大公」のようなメジャー曲でもスーク・トリオの演奏で聴くと曲の素晴らしさが改めて感じられる。
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