商品コード:1386-034t[SUPRAPHON] ターリヒQt. / ドビュッシー:弦楽四重奏曲Op.10, ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
商品コード: 1386-034t
商品詳細:ターリヒQt.は1964年プラハ音楽院でミッカ教授の下で学んだ卒業生で結成された。Vaのヤン・ターリヒがリーダーを務める団体。ヤン・ターリヒの叔父はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1919~1939)として名を馳せたヴァーツラフ・ターリヒである。この偉大な指揮者の名に因んでターリヒ弦楽四重奏団と命名された。1990年代徐々に進んだ交代で完全にメンバーは入れ替わったがLP時代は発足メンバーでの録音である。第1Vn:ペーテル・メッシェレウル(Vn)、第2Vn:ヤン・クヴァピル(Vn)、Va:ヤン・ターリヒ(Vla)、Vc:エヴゼン・ラッタイ(Vc)というかなりの強力メンバーで構成される。リーダーでVaのヤン・ターリヒは、指揮者ヴァーツラフ・ターリヒの甥に当たる。第1Vnのメシエルールはご承知の通りSUPRAPHONとCALLIOPEに多くのリーダー録音を残す大物ソリストである。1970年代からCALLIOPEに多くの素晴らしい録音を入れたことで有名。人気も高い。1977-81年のCALLIOPEのベートーヴェン全集は名演としてその名に高い。ベートーヴェンは特に彼らが力を入れた曲で室内楽ファンには大きな興味をそそる録音である。彼らはバルトークの全6曲も録音している。彼らのスタイルは、従来のチェコで生まれたSQとはスタイルがかなり異なる。特に仏CALLIOPEへの録音では、あまりスラヴ的情感を強調せず、どちらかと言えば都会的なメカニックを重視しており、センチメンタリズムは薄い。但し弦の国チェコが生んだ団体である含蓄と表現力は流石と言えるものがある。1970年代後期からチェコでの録音も平行してスタートさせた。これは彼らの2回目のデジタル録音で初回は1年前仏CALLIOPEにアナログ録音があった。他の団体がメカニック重視で造形を整える方向に向かう中、この団体は驚くほど古典的で、ボヘミアの血脈の力強さを見せつける。4人の統一感はさらに完全に一致し、見事な出来!ピッツィカート等圧巻!2回目デジタルと言っも西側のそれとは大きく異なる。基本は実にアナログ的な演奏で音も優しい。
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