商品コード:1386-030[SUPRAPHON] スロバキアQt. / 弦楽四重奏曲集/バルトーク, ショスタコーヴィチ, ストラヴィンスキー, ヴェーベルン
商品コード: 1386-030
商品詳細:1957年スロバキア人だけで結成のスロバキアQt.は無名に近い。Supraphonへの録音は少なく、1970年代に入って独自レーベルOPUSへ移籍。特に第1VnのA.モージはOPUSに小品集等、名録音をいくつも残す。人種的に異なるらしい。それが演奏にも表れ、アンサンブル重視だが、彼等は個性を尊重。モージはよく歌い、他のメンバーも個性を競う。現代作品だが、相当に穏やかな演奏に驚く。変化に富んだ進行は聴き応え充分!スロバキアQt.は1957年スロバキア人だけでブラティスラヴァで結成された団体。メンバーは第1Vn:アラダール・モージ、第2Vn:アロイス・ネメツ、Va:ミラン・テレツキー、Vc:フランティシェク・タンネンベルゲルの4人。リーダーで第1Vnのモージは1923年生まれ、ウィーン音楽アカデミーで学び、ブラティスラヴァ放送o.のコンサートマスターになる。1978年からは読売日本so.のコンサートマスターを務めた。スロバキアQt.としてだけでなく、コンサート・ヴァイオリニストとして多くの公演や小品集の録音などがある。旧チェコ・スロバキアの団体としては珍しく、纏まりの良さよりも個人芸を重視した団体といえる。特にモージの音楽性は非常に高いものがある。OpusレーベルにVn小品集が複数枚あり日本でも多少なりに知られた存在と思われる。個人の妙技をぶつけ合うことで生まれる緊張感やソノリティの要素を特徴とする団体である。彼らの録音は1966年から始まり、モノラル録音はほぼない。初期にはSupraphonにもLPがあるものの、大半がスロバキアのレーベルOPUSが中心となる。1975年DGGにも1点録音がある(スロバキア作品集)。1987年に解散している。これは1966年発売のスロバキアQt.のデビューLPと思われる珍しい1枚。SUPRAPHONにはこの1枚を含め全部で2枚と思われる。4曲入りのLPで詰め込んだ感はあるがスロバキアQt.の音楽性を知る上で貴重な1枚である。やはり弦の美しさとバランス重視のアンサンブルは非常に優れた団体である。スメタナQt.やヤナーチェクQt.に少し現代風味を足したような芸風ではないだろうか? バルトークやショスタコーヴィチのような曲には強みを見せる。レア度の高い希少盤である。
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