商品コード:1386-022b[SUPRAPHON] スメタナQt. / ベートーヴェン:弦楽四重奏曲12番Op.127, 大フーガOp.133
商品コード: 1386-022b
商品詳細:入荷の少ない英国盤。通常SUAST 50372で流通しているLPの初回プレス番号である。 音質はこれに勝るものはない。針を落として、まず音場の豊かさに驚かされる。オーディオ的に聴いているわけではないが、古い館のサロンコンサートの最前列にいるような気分。そして、何と優しい音色だろう。モノラル期の名Qt.達の厳しすぎるベートーヴェンに慣れている耳には、瑞々しく、潤いがあって、血の通った音楽。目から鱗のベートーヴェンとなるだろう。初期番号なら目の覚めるようなオーディオファイル的音質! この音源は英国EMIでライセンス製造されEMIの工場にて独自マスターが作られプレスされた。レーベルデザインはチェコSUPRAPHONと全く同じなので一見チェコプレスに感じるがマトリクスまでよく見るとEMIプレスであることが解かる。ジャケットもチェコSUPRAPHONと全く同一デザインだが僅かな違いで英国で1963年頃製作されたことが解かる。従ってチェコ盤と同じ音質ではないがEMIプレスなので当然音質は良く、お勧めできる内容である。スメタナ四重奏団は1976年~1985年にかけてベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集録音を行ったが初期の1961~'68年に9曲録音(1/4/9/10/11/12/13/15/16番)に留まった。これらはどれもチェコの団体らしい潤いに富んだ瑞々しい名演である。1950年代から始まる即物的な演奏が世界を席巻する中でチェコの団体は独自のスタイルを保ち、1950年代後期から多くの団体がベートーヴェン:弦楽四重奏曲の録音に挑んだが、大雑把に見て、弦の国チェコらしい弦の持つ美しい響きを全面に出した演奏となっている。スメタナQt.の演奏もその代表格である。中でもスメタナQt.のベートーヴェンは何処までもゆったりと叙情的であり、輝かしく温かい弦楽が印象的な名演といえる内容。
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