商品コード:1386-005[DEVA] C.d.メイエル(vn)/ ヴィヴァルディ:協奏曲Op.3-6, バッハ, ヘンデル, ポルポラ
商品コード: 1386-005
商品詳細:当社初入荷の希少な仏DEVAの10"盤。A面にヴイヴァルディのヴァイオリン協奏曲Op.3-6がオルガン伴奏で殆どソナタのように演奏される。Op.3-6は一度は聴いたことがある作品。12曲からなる協奏曲集『調和の霊感』Op.3に収録された中の6曲目である。第6番はヴァイオリン協奏曲 イ短調。3楽章形式。鍵盤楽器の伴奏に編曲された例は少ないと思われる。オルガン伴奏により一層バロック感覚の曲という印象になる。B面も全てオルガン伴奏で1曲目は有名なバッハのG線上のアリア。2曲目は「ヘンデルのラルゴ」として知られるアリア「オンブラ・マイ・フ」で様々な楽器に編曲されるが、ソプラノのアリアまたはヴァイオリン小品として演奏されることが多い。名曲中の名曲。3曲目はニコラ・ポルポラ( 1686 - 1768)のアリアとしか表記がない曲。ポルポラはイタリア後期バロック音楽のオペラ作曲家。アレッサンドロ・スカルラッティがオペラ界を牛耳っていたナポリで活動した為か、支援者に支えられた。ポルポラの不朽の名声は、専ら声楽教師としての比類ない能力にかかっていたのである。ナポリのサントノフリオ・ア・ポルタ・カプアーナ音楽院(Sant'Onofrio a Porta Capuana)やポーヴェリ・ディ・ジェス・クリスト音楽院(it: Conservatorio dei Poveri di Gesù Cristo)で、1715年から1721年までファリネッリ、カッファレッリ、サリンベーニ(it: Felice Salimbeni)らの名歌手を育て上げた。1720年と1721年には、才能ある青年詩人メタスタジオの台本によって、2曲のセレナーデを作曲し、中断はあれども長い協力関係に入った。1722年のオペラの成功によって、音楽学校での職務を投げ打った。しかしポルポラの名声は続かなかった。ここでいう「アリア」はオペラ作品どれかの「アリア」を編曲したものと思われるが類似の録音はなく詳細不明である。逆に言えば非常に珍しいVnのための編曲作品である。ここでVnを弾くクロード・デ・メイエルについての情報は殆どない。SP期にLa Voix de l'Espéranceなるレーベルに少なくとも3枚のSPを残している。その1枚は「ヘンデルのラルゴ」だがピアノが異なる旧録音。LP期になりDisques Devaに7"盤を3枚と10"を1枚(当盤)でC.d.メイエルの全録音ではないかと思われる。古い時代のヴァイオリン奏者らしいという事しか解からない。当社でもこの10"は初入荷の希少盤である。個性の強いタイプの奏者ではないが、SP期~バロック作品を録音していた経緯からロマン派作品を特筆するような情熱的で濃厚なスタイルとは正反対の清楚なスタイルを持つヴァイオリン奏者である。DEVAレーベル自体が珍しく、大変な珍品である。中でもポルポラ:アリアはこの10"でしか聴けない可能性が高い。
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