商品コード:1386-001[ARCHIV] G.シェック(fl) F.ノイマイヤー(cemb) / バッハ:FlとCembのためのソナタ2番BWV.1031
商品コード: 1386-001
商品詳細:ARCHIVではボブツィーンがモノ/ステレオでFlソナタ全曲を録音していたが、2曲だけG.シェックがそれよりずっと前1948/55年に録音していた。もちろんモノラルのみの録音で、当初ARCHIVで発売された。またB.1031のみ1曲入り7"盤が存在する。ジャケットの楽器表記にはQuerfloteとある。これは当時縦笛(リコーダー、ブロクフレーテ)との混同を避ける為、横笛である事を強調した言葉で、今日ではほとんど使われない。使用楽器は1928年銀製の物。渋い音色で現代の楽器に近い。オーソドックスだが燻し銀の演奏。珍品といえる。チェンバロのフリッツ・ノイマイヤーは1940年代からArchiv Produktionに多くの録音を残すドイツ人チェンバロ奏者。フルートのグスタフ・シェック(1901-1984)はドイツ・ミュンヘン生まれのフルート奏者。フライブルクでリヒャルト・レーラーにフルートを、ヨーゼフ・ミュラー=ブラッタウ、ヴィリバルト・グルリット、ヘルマン・エルプフらに音楽学を師事した。1924年、フライブルク市立管弦楽団のフルート奏者となり、その後デュッセルドルフ・シャウシュピールハウスに移った。その後、キール、ブレーメンを経て、1928年にはヘルマン・シェルヘンの指揮の下、ケーニヒスベルク放送交響楽団に所属した。1929年にはハンブルク国立歌劇場に入団。1930年にはアウグスト・ヴェンツィンガーと共に「シェック=ヴェンツィンガー室内楽団」を設立。数多くのコンサートやラジオ、レコードへの録音を通じて、バロック音楽の復興に大きく貢献した。ナチス政権下で、 1934年から1945年までシェックはベルリン音楽アカデミーで教鞭を執り、1942年からは教授を務めた。1946年から1964年までは母校であるフライブルク音楽大学の学長を務めた。シェックは、ハンス=マルティン・リンデなど、数多くのフルート奏者の教師となった。1975年に出版されたグスタフ・シェックの著書『フルートとその音楽』は、今でも横笛に関する文献の標準的な作品の一つである。シェックの音は如何にも木質系の音である。まだフルートが木で出来ていた時代を思い起こさせる。7"盤は45回転であり、特別音質が良いのは本当である。7"盤は当社初入荷の珍品で10"盤にB.1020とともに含まれるが、7"盤には別の価値がある。 BWV1030はライプツィヒ時代の1935年頃の作品で、おそらく、ドレスデンの優れたフルート奏者であり、バッハとも親交のあったビュッファルダンのために書かれた作品と推測されている。3楽章形式でフルート・ソナタ2番とされている。第2楽章はシチリアーノで特に有名。
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