商品コード:1387-043p[VSM] A.チッコリーニ(pf) / スカルラッティ:ソナタ集(13曲)/K.1, K.9, K.64, K.87, K.159, K.239, K.259, K.268, K.377, K.380, K.406, K.432, K.492

[ 1387-043p ] Domenico Scarlatti, Aldo Ciccolini – Sonates pour Piano


通常価格:¥ 3,850 (税込)

¥ 3,850 (税込)      

商品コード: 1387-043p

作品名:スカルラッティ:ソナタ集(13曲)/ソナタ ハ長調 K.406/L.5/P.436, ソナタ ニ短調 K.9/L.413/P.652「田園」, ソナタ ニ長調 K.492/L.14/P.443, ソナタ ホ長調 K.380/L.23/P.483, ソナタ ロ短調 K.87/L.33/P.43 | ソナタ イ長調 K.268/L.41/P.369, ソナタ ニ短調 K.64/L.58/P.33, ソナタ ト長調 K.259/L.103/P.469, ソナタ ハ長調 K.159/L.104/P.418(狩り), ソナタ ロ短
演奏者:A.チッコリーニ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:2C 061-11332
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・再版】---カラー切手ニッパー, 12時にMade in Fance, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:11332 A 21/11332 B 21, 1971年頃製造分・2種並存のPathéプレス
ジャケット:【フランスでのステレオ・第2版】---折返表コートペラ, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし
トピックス:1962年3月26/27日パリ・Salle Wagram・でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 1962年Les Industries Musicales Et Electriques Pathe Marconiによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 930/SAXF 239(紺/銀音符stereoレーベル・棒付厚手ボード・ジャケット入り)にて初リリース→1966年頃CCA 930→1971年頃La Voix De Son Maître:2C 061-11332(カラー切手ニッパーレーベル・当ジャケット入り)に変更される(当アイテム), 中間的装丁がある可能性は高い, 1950年4月28日のデビュー録音5曲(K.59・K.64・K.1・K.492・K.268)と1954年の4曲(K.259・K.64・K.268・K.492)があり1962年録音とはK.492・K.268・K.64・K.259・K.1の5曲が重複する(再録音), SAXF 239は高額! 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:アルド・チッコリーニ( 1925- 201)のデビュー録音は1950年4月28日にSPで録音したスカルラッティ:ソナタ集(K.259/64/1/492/268)の5曲で始まった。イタリア・ナポリ出身のチッコリーニにとっては自然な流れだったようである。1969年にフランスに帰化し、1970年から1983年までパリ音楽院で教鞭を執った。フランス近代音楽の解釈者ならびに擁護者として国際的に著名であり、サティやドビュッシーのピアノ曲全集を録音している。ほかに、アルカンやカスティヨン、マスネ、セヴラックらの秘曲も録音している。パテ・マルコーニ社やEMIなどに100点以上の録音を残しており、中でもモーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が目立っている。1999年12月9日に、フランスでの活動50周年を祝して、シャンゼリゼ劇場において記念リサイタルが催された。2002年には、ヤナーチェクのピアノ曲全集(アベイユ・ミュージック・レーベル)およびシューマンのピアノ曲集(カスカヴェル・レーベル)によってディアパソン・ドール賞を獲得。2006年にはやはりカスカヴェル・レーベルから、ベートーヴェンのソナタ全集が復刻された。実は1954年にもスカルラッティ:ソナタ集(K.259・K.64・K.268・K.492)の録音があり、この1962年の13曲入りにはK.492・K.268・K.64・K.259・K.1の5曲が重複する(再録音)事になる。それだけ早い時期からスカルラッティにはこだわりがあったようである。モノラル期までは曲数の制限が強かったが、ステレオ期になり1枚に13曲も入るようになり、チッコリーニは再び彼の原点であるスカルラッティに挑んだようである。何でも弾けるチッコリーニだが、スカルラッティは他の録音と一緒にできない真実味がある。古くはマルセル・メイエルのような先駆者の演奏があるのだが、現実的に入手可能な範囲ならば、これ以上の演奏はないだろう。ラテン気質の音色とデビュー当時から研鑽を重ねた洗練とが交じり、ステレオでは最高ランクのスカルラッティ:ソナタ集と言って過言ではあるまい。アルド・チッコリーニ(1925 - 2015)はイタリア・ナポリ出身のピアニスト。5歳でピアノを始め、ナポリ音楽院のピアノ科と作曲科を卒業している。その名が広く知られるようになったのは、1949年にパリで行われたロン=ティボー国際コンクールのピアノ部門で優勝を遂げてから。世界各地で演奏活動を行うようになり、ヴァイオリンのジャック・ティボーとデュオも結成、室内楽の分野でも活躍した。16歳のときサン・カルロ劇場にデビューした。1969年にフランスに帰化し、1970年から1983年までパリ国立高等音楽院のピアノ科の教授として多くの弟子を育て上げている。フランス近代音楽の解釈者ならびに擁護者として国際的に著名であり、サティ、ドビュッシーのピアノ曲全集を録音している。ほかに、アルカンやカスティヨン、マスネ、セヴラックらの秘曲も録音している。一方でリストの演奏でも名高い。パテ・マルコーニ社やEMIなどに100点以上の録音を残しており、中でもモーツァルトやベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が目立っている。最後の来日公演は2014年6月であった。2015年2月1日、フランスの自宅で89歳の生涯を閉じた。チッコリーニのピアノには、常に聴き手の想像力を喚起する不思議な魅了があった。風景が浮かぶ演奏とは正にチッコリーニの演奏である。スカルラッティはモノラル期にマルセル・メイエルの演奏が知られるが、チッコリーニの演奏にはメイエルの演奏には希薄だったリアルな幻想性が感じられる。メイエルより現代的ではあるが、幻想性では負けないものが感じられる。また録音も非常に良い。

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