商品コード:1387-017[VSM] D.バシュキーロフ(pf) I.ベズロードヌィ(vn) M.ホミッツァー(vc) / ショスタコーヴィチ:Pf三重奏曲2番, モーツァルト:Pf三重奏曲6番
商品コード: 1387-017
商品詳細:団体名こそなかったが1965年からD.バシュキーロフ(pf)、I.ベズロードヌィ(vn)、M.ホミッツァー(vc)の3人はピアノ三重奏団を結成し、1972年まで継続的に活動していた。録音も少なからず存在する。過去にはチャイコフスキー:PfトリオOp.50の入荷があった。Vnのイーゴリ・ベズロードヌィ( 1930 - 1997)はグルジアの首都チフリスの生まれ。モスクワのイッポリトフ=イワノフ音楽学校に進学した。1947年のプラハ青少年音楽祭コンクール、1949年にはプラハのヤン・クーベリック国際ヴァイオリン・コンクール、1950年にライプツィヒのヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門のそれぞれに出場し、いずれも優勝している。1953年から1955年までモスクワ音楽院のアブラム・ヤンポリスキーのクラスで学び、卒業後は同音楽院の講師に迎え入れられ、1972年には教授となった。1970年にはイルクーツクで指揮者デビューを果たした。1977年から1981年までモスクワ室内管弦楽団の芸術監督を務めた。知名度こそ低いがオイストラフとは対象的なクール・ビューティが特徴。ピアニスト、ドミトリー・バシュキーロフ(1931-2021)はグルジア・チフリス出身。モスクワ音楽院にてゴリデンヴェイゼルに師事。1955年開催のロン=ティボー国際コンクール・ピアノ部門にて最高位(一位なしの二位をフランスのベルナール・リンガイセンと分け合う)。以後、第一線のピアニストとして活躍し、1968年にロシア功労芸術家の称号、1990年にロシア人民芸術家の称号を得ている。バシュキーロフはその録音時期が早い為に、ユーディナやソフロニツキーなどのモノラル組と開祖から見て孫弟子であるステレオ世代の中間に当たり、どちらのファンからも取り残されたような立ち位置にある。バシュキーロフはかなりの大物だが、まるでロシアンスクールの秀英の如くよく回る指で超絶的な技巧で弾いて見せた。日本では知名度の低いバシュキーロフだが、凄腕の大物であることはこのLPが証明している。ステレオ録音よりモノラル録音が多い時期のピアニスト。バシュキーロフも時期によってスタイルは変わる。チェロのミハイル・ホミッツァー(1935 -2002)はウクライナ・ハルキウ生まれ。ユダヤ人である。1958年にモスクワ音楽院(S.N.クヌシェヴィツキーのチェロクラス)を卒業。1961年に大学院を修了。1962年第2回チャイコフスキー国際コンクールのチェロ部門で3位入賞している。1957年以来、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして活動した。3人共に第一線のソリストであり、オイストラフ・トリオを第1世代とすれば彼等は第2世代最強のピアノ・トリオといえる。ロシア勢だけにショスタコーヴィチをA面にするあたりお国柄が窺える。録音が少ないだけに貴重!
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