商品コード:1388-058[VSM] J.B.ポミエ(pf) / シューマン:8つのノヴェレッテOp.21
商品コード: 1388-058
商品詳細:仏EMI切手レーベルのステレオ再版。隠れた名手としてファンの多いJ.B.ポミエのシューマンである。彼の演奏についてはモーツァルト弾きとしても定評があるようにしっかりとした技巧を持ってはいるが、決してテクニックを意識させることなく自然で小気味良く展開されシューマンにもピッタリである。また当盤は録音も大変良く、楽曲・演奏・録音と三拍子揃った通好みの名演である。CVC 2063が初出。ジャン=ベルナール・ポミエ(1944-)はフランス、ベジエ生まれのピアニスト。パリ国立音楽院でイヴ・ナットやピエール・サンカン、ウジェーヌ・ビゴーに師事する。1954年パリでデビュー。1958年パリ音楽院に入学。1960年ベルリン国際コンクールに優勝。1962年チャイコフスキー国際コンクールで4位に入賞、名誉賞を得る。その後欧米で活躍し、1972年カラヤンの指揮でベルリン・フィルにデビュー。1973~74年はニューヨーク・フィルなどと共演。室内楽にも積極的に参加している。1960年代初期にLa Voix De Son Maîtreに入れた小品集でレコードデビューした。フランソワ後のフランス・ピアノ界で旋風を巻き起こした純フレンチピアニズムの後継者で確かな技巧を持つが高度な音楽性を持ち、8歳年上のハイドシェックに勝るとも劣らないピアニストである。1960~70年代が彼の黄金期と言える時期で、安定感と表現力が素晴らしい。1990年からCDで全曲録音したベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集録音は評価が高い。小品における仕上げ方は見事というほかなく、何度聴いてもまた聴きたくなる魅力溢れる演奏をしてくれる。1966年に初来日した。生粋のフランス人の弾くシューマンはイヴ・ナットの時代から注目されてきたが、ポミエの演奏もまた軽妙で洒落た印象を与える。
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