商品コード:1388-051[VSM] S.フランソワ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ8番「悲愴」Op.13, Pfソナタ14番「月光」Op.27-2, Pfソナタ23番「熱情」Op.57

[ 1388-051 ] Beethoven, Samson François ‎– Sonates


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商品コード: 1388-051

作品名:ベートーヴェン:3大Pfソナタ集/Pfソナタ8番「悲愴」Op.13, Pfソナタ14番「月光」Op.27-2 | Pfソナタ23番「熱情」Op.57
演奏者:S.フランソワ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:La Voix De Son Maître
レコード番号:2C 053-10959
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ再版(第3版と思われる)】---カラー切手ニッパー・12時に白字でSTEREO MONO , 6時に□EMI Made in France by Pathé Marconi, グルーヴガード厚, スタンパー/マトリクス:10959 A 21C/10959 B YLX 1136 22E, 1972年頃製造分・2種並存のPathéプレス
ジャケット:【フランスでのステレオ再版(第3版と思われる)】---折返表コートペラ, 1時にSTEREO Moment Musical, 11時にEMI □カラーニッパー La Voix De Son Maître, ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし
トピックス:1963年2月19・26日・3月8日・4月8日パリ・サル・ワグラムでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, フランスでは1964年Les Industries Musicales Et Electriques Pathe Marconi. Parisによりコピーライト登録・同年仏COLUMBIA:FCX 985/SAXF 985(紺/銀stereoレーベル・グルーヴガード厚手盤・棒付粗目ジャケット入り)で初リリース(高額)→1967年頃CCA 985(紺/銀音符stereoレーベル・グルーヴガード厚手盤・棒付細目ジャケット入り)→1972年頃La Voix De Son Maître:2C 053-10959(カラー切手ニッパー・白文字STEREOと黒文字STEREOの2種あり・順序は不明)・当アイテム→2M 055-10959(カラー切手ニッパー・リストを含む2枚組箱)と変遷する, 1960年代後期の白SCニッパーレーベル存在しないと思われる, これは1972年頃製造の再版だが想像を超える程音質良好で前期カラー切手ニッパー!フランソワ唯一のベートーヴェンで本人は嫌いだったベートーヴェンが何故録音されたかはコメント欄を参照, SAXF 985は高額で人気盤なので入手は難しい, これでも十分に楽しめるクオリティがある, なお英国は未発売の可能性高い, ドイツでS.フランソワ(pf)のLPは1枚も発売されていない, 価格・音質的にお勧め!

商品詳細:オリジナルはFCX/SAXF 985。2版はCCA 985。何方も高額LPで知られる。カラー切手は第3版?にあたるが、音質に不足はない。近年、SAXFは高騰を続け、入手が難しくなってしまった。CDよりは、この再版の方が何倍も良い。ベートーヴェン弾きではなかったフランソワが入れたベートーヴェンは、彼の考えるベートーヴェンであり、少々激性を狙ったフシもあるものの、聴く者を楽しくさせてくれる演奏に違いはない。フランソワ節とも言える独特のテンポと表情がファンを楽しませることだろう。晩年のフランソワは借金まみれであることが多かったらしく、パテ社が彼の借金を肩代わりする代わりに、フランソワにベートーヴェンのソナタを録音してもらったらしい。進んで録音した曲ではないにしろ、しっかりフランソワの音楽になっているから良しとしたい。逆に考えればフランソワの自滅的な生活が無ければ存在しなかった録音と思うと、不思議な愛着や同情心が湧いてくる。少なくともベートーヴェンらしさは無いのでベートーヴェンの曲を聴きたい方や初心者が購入すべき録音ではない。1969年の3度目の来日の翌1970年の10月に、パリでドビュッシーの全集化を目指した録音の途中、突然心臓マヒに襲われ、フランソワはそのまま帰らぬ人となってしまった。勿論好きではなかったベートーヴェンはこの1回のみで、何度借金を重ねてみても、ああそうですかと嫌な仕事を引き受ける人物ではなかったことは想像の通りだろう。その割りに結果はフランソワ・ファンが楽しめる演奏となった。フランソワ節全開の、正当派ベートーヴェン弾きが文句を言いそうな演奏である!

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