作品名：フォーレ:Pf曲全集(バラ5枚完結)/フォーレ:舟歌(全13曲) | 夜想曲-1 | 夜想曲-2+テーマと変奏Op.73 | 即興曲Op.25・Op.34・Op.91・Op.102(全5曲), 前奏曲Op.103(全9曲) | 4つのヴァルス・カプリスOp.30・Op.38・Op.59・Op.62(全4曲), バラードOp.19, 3つの無言歌 Op.17(全3曲), マズルカOp.32

レーベルタイプ：【フランスでのLPのオリジナル(全5枚)】---カラー切手ニッパー×3, 赤EMIニッパー×1, 後期大ニッパー×1(デジタル), 以下Vol.1について--カラー切手ニッパー, 6時に白字で□EMI Made in France by Pathé Marconi, グルーヴガード厚手, スタンパー/マトリクス:11328 A 21E/11328 B 2---以降省略, 1971年頃の製造分---以降省略, 全てオリジナル・最古レーベル・最厚プレス

ジャケット：【フランスでのLPのオリジナル】--折返表コートペラ×1, 赤枠三方見開両面コート×2, 赤枠見開両面コート×2, Ⓟ1971/1974/1982/1985Ⓒなし, 5枚ともフランス最古

トピックス：1970年～1983年フランスで長期に亘って少しずつステレオ/デジタル録音されたコラールのフォーレをバラ5枚セットにした当社独自企画のバラセット・当社でも初の試み, 録音詳細不明, 前半4枚がステレオ録音・5枚目のみデジタル録音, モノラルは存在しない, 1枚目の「13の舟歌」は2C 063-11328(カラー切手ニッパー)が初出番号でこれはオリジナル, 以降同様に全てオリジナル, 1985年VSM:2908953で5枚組の箱が発売された(5枚とも後期大ニッパー)がそれよりずっと早い時期のオリジナルのバラセット, 完成に10年以上を費やした, 価値をお分かりいただける方に是非, フランス系ピアニストの全曲録音は少なくコラール以前はDucretet ThomsonのG.ティッサン・ヴァランタン/VOXのEvelyne Crochetくらいしかないのが現状, 「夜想曲」だけのものや「13の舟歌」の録音は多いがLP5枚以上のまとまった録音は本当に少ない, 純粋なフランス人によるほぼ全集録音, 演奏;★★★★, 音質:★★★★, 2C 063-11328/2C 069-12575/2C 069-12576/2C 069-73058(以上ステレオ録音)/1731871(デジタル録音)

商品詳細：コラールのデビュー録音となったフォーレの「13の舟歌」は25～6才頃の1970年録音と思われる。フォーレの舟歌は、フォーレ作品の中でも最も美しい曲の一つだが、過去にティッサン=ヴァランタンという超大物の録音がある為か、ノクチュルヌ等と比べると録音は少ない。この盤は、当時若手の演奏ではあるが、実に心奪われる内容で、ステレオの決定盤としても良いと思う。その後コラールは録音を重ね、VSM社の看板ピアニストになってゆく。この録音の時コラール自身もVSMの首脳陣もVSM初のフォーレ:Pf曲全集に発展しようとは誰も思っていなかったはず。第2弾が1974年頃の夜想曲全集でLP2枚の連番で発売された。この時もまだ単独の録音であると誰しも思っていたに違いない。VSMレーベルには意外にもフォーレ:ピアノ作品の録音が殆ど無かったのである。第3弾の「前奏曲と即興曲」が1981年に発売され、ここであと一息で全集化の機運が訪れた。1983年デジタルで最後のバラードなどが入った1枚を録音してバラ全5枚で完結した。13年間かけての完結だった。ジャン=フィリップ・コラール( 1948-)はこれで間違いなくフレンチ・ピアニズムに名を連ねた一人に認知された。彼はパリ音楽院にてピエール・サンカンに師事した俊英だったが当時は若すぎることもあり、その他大勢の一人でしかなかった。2003年にレジオン・ドヌール騎士章を受勲した。フォーレ作品集は彼の中でも原点であり傑作の一つだろう。若き才能が開花した5枚。今回は全てオリジナルで揃う統一されたバラセット!フォーレの全録音!

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