商品コード:1388-035[CBS] R.リッチ(vn)/F.ペトラッキ(cb)/ パガニーニ:Vn協奏曲4番, 魔女たちの踊りOp.85, ボッテジーニ:協奏的大二重奏曲
商品コード: 1388-035
商品詳細:ルッジェーロ・リッチ(1918~2012)は米国カリフォルニア州でイタリア系移民の家庭に生まれた。神童として頭角をあらわし、1928年にわずか10歳でヴィエニャフスキやヴュータンの作品を演奏してサンフランシスコで公式デビューを飾る。翌年にはメンデルスゾーンの協奏曲を演奏して、オーケストラと初共演を行った後、カーネギー・ホールにおけるデビューでも大成功を収めている。 1930年代にベルリンに留学して、ゲオルク・クーレンカンプほかに入門、アドルフ・ブッシュ以降のドイツのヴァイオリン演奏様式を習得した。1942年から1945年まで従軍しながら米軍の慰問演奏を担った際にピアノを調達出来無いという環境により、数多くの無伴奏作品をレパートリーとした。1950年に英DECCAに録音したパガニーニのカプリース全曲は史上初の無伴奏での全曲録音となり、一躍リッチは国際的なスターとなった。「リッチ=超絶技巧家」のイメージを植え付けられた。協奏曲では何よりパガニーニを得意としDECCAのコリンズと協奏曲1/2番を録音している。パガニーニ:Vn協奏曲4番はこれが唯一の録音と思われ、英国で録音が行われたUnicorn Records保有音源の為か存在自体が知られていない。英国では勿論UNICORNレーベルから発売された。フランスではCBSから、米国/カナダではCOLUMBIAレーベルから発売された。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第4番の初演はおそらく1831年3月20日にパリ・オペラ座で行われたと考えられている。パガニーニの死後、楽譜は息子アキリーノのもとに保管されたが、やがて処分されてしまった。1936年にも同じことが繰り返されたが、その時、パルマのくず屋が買い取った紙束の中から、アキリーノの署名がある本作のオーケストラ譜が発見され、そのオーケストラ譜を買い取ったイタリアの蒐集家ナターレ・ガリーニがその後、北イタリアのコントラバス奏者ジョヴァンニ・ボッテジーニ(1821年-1889年)の遺品の中にヴァイオリンの独奏パート譜を発見した。その後、1954年11月7日に、アルテュール・グリュミオーの独奏ヴァイオリン、ラムルー管弦楽団、フランコ・ガリーニ指揮(ナターレの息子)によって、パガニーニの死後初めて演奏された。その為録音は多くない。このLPでは発見の関係者であるボッテジーニの曲もB面に録音された。
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