商品詳細：マルガン弦楽四重奏団はミシェル・マルガンをリーダーで第1Vnとするフランスの弦楽四重奏団。特徴は全員が女性奏者である。幸松氏の著書「世界の弦楽四重奏団とその録音」にも未記載の希少な団体。メンバーは第1Vn: Michèle Margand(ミシェル・マルガン)、第2Vn:Thérèse Rémy(テレサ・レミー)、Va:Nicole Gendreau(ニコール・ジャンドロー)、Vc:Claudine Lasserre(クラウディーヌ・ラッセール)の4人。フランス教育連盟が開催した「オリーブオイル文化ツアー」に関連した録音のようである。マルガンQt.の録音は少なく、過去に仏EDITIONS STUDIO:SM 1029(10")でルムラン:SQ/小組曲の録音がある。他にはマイナーレーベルに3点程あるようで当7インチ盤を含め全部で5枚程度で全てと思われる。ここではメジャーな作品から部分的な録音を行っているが、当初から33回転の7インチに収める予定なら仕方がないだろう。1960年代初期の録音・発売のようであるがはっきりした年代までは分からない。JBPレーベルの親会社は Jean-Baptiste Piazzano/Disques JBPでPiazzanoは人物名である。この人はフランスの録音技師で自らフランス・リヨンで立ち上げたレーベルがJBPレーベルである。その為音質は良い。ゆったりしたテンポで穏やかに奏でられた3つの作品。A面のモーツァルトを聴けば、この団体の音楽性が分かる。1950年代風のデリケートで豊かなソノリティは当時特有のものであり、また女性奏者だけのこの団体の特徴である。7インチだが33回転なので意外と収録時間は長い。当社でも初めて見る希少な7インチで初のJBPレーベルである。2度目はないとみて間違いない。

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