商品コード:1389-007[MELODIYA] D.シャフラン(vc) / バッハ:無伴奏Vc組曲(全6曲)BWV.1007~1012
商品コード: 1389-007
商品詳細:ダニール・ボリソヴィチ・シャフラン(1923-1997)は、レニングラード生まれ。レニングラード・フィル首席チェロ奏者の父のもと、6歳からチェロを始め、9歳でレニングラード音楽院に入学、10歳でチャイコフスキーの『ロココの主題による変奏曲』を演奏してデビューという早熟の天才。14歳になると、全ソ連弦楽器コンクールに優勝し、この時、彼が生涯愛奏し続けることになる1630年製のアマティの銘器を贈られる。1940年にレニングラード音楽院を卒業したシャフランは、その後、モスクワ音楽院で1943年まで研鑽を積み、1944年以降は演奏家として活動する。1949年、ブダペストのコンクールでロストロポーヴィチと共に優勝、翌1950年にはプラハの春国際音楽コンクールでも、同じくロストロポーヴィチと共に優勝して大きな注目を浴びた。以後は、ヨーロッパやアメリカ、アジアへもツアーを行って世界的に活躍した。日本へは1964年から89年にかけて6回来日。1975年に亡命したロストロポーヴィチと違って、シャフランは生涯、旧ソ連に留まった。ロストロポーヴィチと比較されることが多いシャフランだが、バッハの無伴奏Vc組曲に関してはロストロポーヴィチが全曲録音していない(2/5番のみ)こと、また米ワルター協会の2枚と比較しても、圧倒的にシャフランが優れている事実は誰の耳にも明らかだろう。全録音史の中で見てもトップ5に入るのではと思われる程の見事な演奏である。録音は一気に行われたわけではない。まず1956年1番B.1007:Д 2764で単独発売、1958年6番B.1012がETERNA:720 038で単独発売。全曲録音の前に2曲の旧モノラルの単独があった。そして1969年に3番、1970年に1番が録音され、CM 01935で2曲が初めてステレオでDLレーベルで発売された。当初は全曲録音の意図があったとは思えない。この出来が素晴らしく、初出のDLレーベルで聴けば、弦の揺らぎさえ体感できる見事な演奏・録音である。これまでMELODIYAではバッハ:無伴奏Vc組曲の全曲録音がなかったことから、当局がシャフランに残り4曲を録音させて全集発売しようと目論んだことは容易に想像ができるのである。その後2/5番が1973年に、4/6番が1974年に録音され、全て揃った1975年に3枚組の箱入りでMELODIYA初の全集が発売された。発売は1970年に1/3番のみDLレーベルでステレオのみ単独発売、1975年にSLレーベル×3で箱入り全集発売となった。2/5番と4/6番の単売は存在せず、1/3番の単売1枚(DLレーベルとSLレーベルの2世代)と箱(SLレーベル×3/ゴシックレーベル×3)の2つが存在することになる。箱では1/3番のみが再版という事になるが、そう単純ではない。箱入りでは1/2番-3/4番-5/6番と順番に配列され、最初(DLレーベル単売がそのまま再版となったわけではない。SLレーベルで出た単売も2/5番、4/6番であり箱と単売では全くカップリングが異なるのである。既にバラ3枚をお持ちの方、またはMELODIYA以外のレーベルでお持ちの方にとっても箱入り全集は別の価値があるのである。シャフランには他の奏者にはない超高速ヴィヴラートがあり、一度聴いてしまうと、他の演奏が物足りなくなるのである。またオンマイクによりエコー分の少ない緊迫感は特別なものがある。
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