商品コード:1390-037[DECCA] P.ロジェ(pf)/ ラヴェル:Pf独奏曲全集
商品コード: 1390-037
商品詳細:パスカル・ロジェ(1951-)はパリ生まれの若手。11歳でパリ・デビューし、パリ音楽院を卒業後、唯一ジュリアス・カッチェンに師事したピアニストである。同期のフランス人ピアニストにはジャン=フィリップ・コラール、ジャック・ルヴィエなどがいる。1971年ロン=ティボー国際コンクールでウラジーミル・フェルツマンとともに1位優勝したことで一躍脚光を浴びた。フランスのピアノ奏法に典型的な優雅さと精巧さを体現するピアニストの一人とされ、サン=サーンス、フォーレ、サティ、ドビュッシー、ラヴェル、プーランクらフランス近代の作曲家のピアノ曲を全曲録音している。しかしながら、ハイドンからブラームスに至るドイツ/オーストリアのピアノ曲も得意としている。デュトワと入れたラヴェルの協奏曲で、ディスク大賞とエディソン賞を受賞。これは1973~4年に全曲録音したラヴェル:Pf独奏曲集である。英国SXLではバラ3枚で発売されて安価ではない。過去に幾多の名演があるラヴェルだが、恐いもの知らずの若さが、今までにない煌きに満ちた新鮮な演奏を見せてくれた。素晴らしい名演!仏初出の箱!箱発売はフランスだけと思われる。これはロジェが22-3歳頃のロンドン録音。フランスの若手3人衆のうちジャック・ルヴィエ(1947-)はCALIIOPEE、ジャン=フィリップ・コラール(1948-)は仏EMI、パスカル・ロジェは唯一DECCAと契約した。他に1950年生まれのミシェル・ベロフもいるので正確には4人衆。フランス若手4人で最も若いピアニストである。何故ロジェだけがDECCAと契約できたのか不明だが、1970-80年代のDECCAのフランス・ピアノ作品を入れて大いに貢献した。4人の中でロジェが最も「フランス音楽の代名詞」に近い存在として知られる。タッチが非常に軽く、透明度が高い。軽やかで水のように流れ、過度に語らない清潔なフランス様式を持つタイプである。ルヴィエ、コラール、ベロフもフランス人でフランス作品を得意とするがラヴェルに関しては透明度と明晰さでラヴェルに最も幻想性を与えることに成功したピアニストといえる。ジャック・ルヴィエのCALIIOPEE録音も捨て難い魅力があるが軽妙なキラキラ感はロジェには敵わないところがある。モノラル世代のラヴェル録音は確かに素晴らしいが高額であり、何より清潔なフランス様式という点でロジェは抜きん出た存在である。「マ・メール・ロワ」で共演のデニス・フランソワーズ・ロジェは親族である可能性が高い。
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