商品コード:1391-060[PHILIPS] S.チェルカスキー(pf) / ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章, バラキレフ:イスラメイ, .ベネット:5つの練習曲, バルトーク:ソナタ
商品コード: 1391-060
商品詳細:チェルカスキーの珍しいPHILIPS録音。シューラ・チェルカスキー(1909- 1995)はウクライナ・オデッサ(オデーサ)生まれのピアニスト。ロシア革命の勃発により家族とともにアメリカ合衆国に亡命。少年時代に若干のピアノ曲を作曲しており、渡米前後に書いた「悲壮前奏曲」が知られる。カーティス音楽院でヨゼフ・ホフマンに師事してピアノの学習を続けた。知的で華麗な演奏様式はホフマンから引き継いだと言われる。1961年以降はロンドンに居を移した。最晩年まで積極的に演奏活動に取り組み、ライヴ演奏で数多くの録音を残した。シューマン、アントン・ルビンシテイン、ラフマニノフ、ゴドフスキーが得意のレパートリーであった。死の前年まで現役を貫いたピアニストだった。特定のレーベルに長居せず、多くのレーベルに録音が少しずつある音楽家である。モノラル期はDGG、DECCA、EMI等に録音があり、1970年代からは英国のマイナーレーベルに録音がある。PHILIPSは丁度大手から英国マイナーに移る中間期当たり、1968-9年に2~3点のLPを残した。これはそのPHILIPS録音の一つ。4人の近現代作品を4つ収録。中でも高難易度で知られるストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章を先頭に持ってきた。長い現役生活の中で晩年の演奏・録音では体力や技術的な衰えが否めず、速いテンポで攻めることは難しくなった指摘は多い。1968年の時点でチェルカスキーは59歳である。この曲は若手による高速超絶技巧での演奏は多い。チェルカスキーの演奏はそれらと比較すると、高速演奏の点で指が回り切らない部分もあるがそれでも、これだけの超絶技巧曲を見事にものにしている点で素晴らしい。物語性等曲の構成力では若手が及ばない境域があり、完成度が高い演奏である。A面終わりにはバラキレフ:イスラメイという通好みな曲が入る。これは忙しい曲であり、構成力が求められる。B面先頭にはリチャード・ロドニー・ベネット(1936- 2012)という英国の作曲家の「独奏Pfのための5つの練習曲」が入る。ベネットは映画音楽の仕事が有名で、ジャズ演奏家でもあった。ここでそんな現代マイナー作品を取り上げた点が大胆といえる。この練習曲は現代曲としては洗練された聴きやすさがあり、大物ピアニストの録音は初ではないだろうか? 最後はバルトークのPfソナタで締めくくる。これまでメジャー作品ばかり録音してきたチェルカスキーにはかなり異色の近現代作品集である。際どい名人技の連発に聴いている方がハラハラする内容。
S.チェルカスキーの在庫一覧へ









