商品コード:1392-041[VSM] A.v.バレンツェン(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ21番Op.53, Pfソナタ23番Op.57
商品コード: 1392-041
商品詳細:近年知られるようになった女性ピアニスト、アリーヌ・ヴァン・バレンツェン(1897-1981)。米国マサチューセッツ州生まれだが、生を受けてすぐフランスへ移住。2歳年下のハスキル、Y.ギュラー等と院内で競っていた。7才でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を弾き、9歳でパリ国立高等音楽院に入学し、M.ロンに師事。1909年に僅か11歳でパリ国立高等音楽院のピアノ・コンクールで第1位を獲得し、この最年少記録は現在も続いている。これだけなら彼女はパリ音楽院系なのだが、その後ベルリンでハインリッヒ・バルトとエルンスト・フォン・ドホナーニに師事し、若き日のアルトゥール・ルービンシュタインとヴィルヘルム・ケンプにも出会っている。また1914年にはウィーンで晩年のテオドール・レシェティツキーに一度指導を受け将来を嘱望された。最終的にはパリに定住し、当時の著名な演奏家や作曲家に囲まれる。エネスク、プーランク、メシアン、ルーセル、ヴィラ=ロボスらの作品を演奏。1939年5月14日にアメリカ市民権を放棄し、フランス市民権を取得。1954年、パリ音楽院ピアノ科教授に任命され、1967年までその職にあった。バレンツェンはパリ/リスト/レシェティツキの3つの系譜に属することになる。彼女の録音の殆どは仏La Voix De Son Maîtreから出ていて、ベートーヴェンが最も早く、多い。フランス物を得手としたが、何といってもベートーヴェン弾きとしての彼女は特別だった。ベートーヴェンは全曲録音したらしいが(SP)、発売LPは数点しかない。仏ガヴォー社のピアノを使用し、音色は暗調だが、その表現力の多彩さはパリのM.ロン一派とは一味異なる。雄弁でスケールの大きな演奏には驚かされる。ラテン系のピアニストと考えると大きな誤りを犯す。実音と音間の比率が同等に感じられる程に間の美学を感じる唯一無二のピアニスト。1952年10月パリでの録音。23番はSP音源も存在する。1950年代末から1970年代半ばまでに放送用のために録音した音源も残されていて近年CDにて発売された。
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